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ワーママ×リモートワーク体験記

はじめまして、おはぎと申します。
札幌の求人事業会社でwebサイト管理運営をしながら、2人の子供のお母さんをしています。
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第1回:会社初!リモートワーク復帰をするまで

私は2度の産休育休を経験し、子供の保育園が決まるまでの間「週5時短でリモートワーク」という形で、復帰をしました。
実は、私が勤める会社でリモートワークを主とした形で産休育休から復帰した人間は私が初めて。その時の経緯と実際にワーママでリモート勤務をしてみて感じていることを記事にしてみようと思います。

今回は、リモートワーク復帰をすることになった経緯をまとめてみます。

当時の社内の勤務体系

第1子を妊娠したのは2019年、20年1月に出産をしました。
その頃の弊社は
・出社が当たり前。
・センシティブな情報も取り扱うため、社内線でアクセスしないと
 取り出せないデータも数多くある。
・一部、外出時に利用できるMacBook Airはあったものの、部署に1台。持ち出す時には申請が多数。
とまぁ、中小企業によくあるであろう、勤務体系でした。
一方で
・グループウェアツールの導入が検討され始めたタイミング
・チーム内で諸事情でリモートワークを始めた人がいた
・当時のチームは上司と私の2名(後に1名採用で3名になりますが)で人手不足。募集しても来ない・新しい人育てるまで時間がない…
という風向きもあり、リモートワークの可能性を探り始めていた時期でした。

「Googleのアカウントがあればなんとかなりますね」

妊娠当初、つわりが酷く毎日点滴をする日々でした。
そのため、業務停滞を生みそのことを起因として非常にメンタルが落ちていました。そんな中リモートできたらいいのに…という想いがもたげます。しかし、業務環境としては前段に書いた通り出来ない状況。
なかなか苦しかった記憶があります。

その思いを引き継ぎの相談をする場で、部長と上司に伝えます。
復帰してからの不安点としても、「子供が出来てからも子どもの病気なんかで対応できないことが多いかもしれないという不安もある。」とお話しました。
そうした話をしている中、部長に「おはぎの仕事がパソコンあれば家で仕事できるんだもんね」と聞かれます。
「そうですねー、Googleのアカウントがあればなんとかなりますねー。」と軽い気持ちで答えました。社内の風土から考えると実現はムズカシイだろうなぁと思っていたためです。
しかし、この言葉がどうやら「就業意欲のある社員で、ツールさえあれば就業できるのに出来ないという環境がよくないのでは」という議論になったそうです。言ってみるもんだ・笑

ワーママ×リモートワーカー「おはぎ」誕生

そして出産を経て育児休暇後半から復帰を目指して保活がスタート。となったのですが、冬生まれは保活に厳しく…1年ちょうどで保育園に預けて復帰するのは難しいことがわかってきます。

その会社は、
・コロナ禍で行動制限があり出勤にも制御がかかっていた。
・コロナ禍の行動制限が後押しになって、グループウェアの導入も進み私が休暇前に気軽にいった「Googleのアカウントがあればなんとかなる」が実現できる環境が構築され始めてたこと
という状況で、出産前にくらべると劇的な変化が生まれていました。

そこに
・産休に入る前ギリギリに一人メンバーが増えたにもかかわらず、タスクは多くあり、少しでも良いから早く戻れないかという事情
・家計的にもメンタル的にも、できる限り早く戻りたい。でも保育園が…(泣)
という状況で、産休・育休に入る前にネックだった
「就業意欲のある社員で、ツールさえあれば就業できるのに出来ないという環境がよくない」という状況にあることが見えてきます。

そうした背景のもと、部長・上司に相談すると再度「リモートで保育園入るまでの3ヶ月、子供を自宅で見ながら戻ってくればいいじゃん」と言ってくれ会社に交渉。会社側も週4リモートワークでの復帰を「やってみよう」と許可してくれました。

しかしながら、会社の就業ルールがリモート対応ではなかったため、どのように就業規約に則った業務としていくかの調整も大変でした。
例えば、本来会社でかかるはずの光熱費などの部分の費用をどのように扱うか。業務管理の「見えない部分をどう見える化」するか。がなどを上司・私・人事総務で色々と調整しないと駄目で、これが一番大変だったかも知れないです。

そして、いざ復帰。
リモートでのコミュニケーションや子供を見ながらの業務遂行、時短+リモートによる業務管理、進行速度への影響など本当に慣れないことばかりで復帰してから半年ほどは、なかなかペースがつかめず苦戦しましたが周りに助けていただきながら、なんとか業務をスタートしました。

復帰から今。

今私はリモートワーカーとして今は「フルタイム勤務の週3出勤+週2回在宅業務」をしています。リモート勤務が始まりかれこれ、4年。リモートの回数は業務状況やそれこそコロナ禍の状況によって週5だったり週3回だったりと変動し、ようやく週3出勤+週2回在宅業務を基本ルールとして落ち着きました。このあたりのリモートの回数も思うところが多かったですね。

視点を変えて、社内に目を向けてみるとこの4年でリモートワークが根付いたかというと色々あって根付いていません。
4年の内、約2年半はコロナ禍でしたので運用ルールがしっかりあったのですが、その後の1年半は各部署の采配に任されてきました。結果、部署の業務フローの問題や上司の管理手法の問題など課題が見つかり「運用」の見直しが入っています。
ですが、後輩の女性に言われたことがあります。

おはぎさんの復帰をきっかけに、新しい勤務形態がうまれたことは将来の自分達にもすごくありがたいです。そのためのファーストペンギンになって動いてくれたことに感謝しています。そして、社員の事情を考慮して動いてくれる会社の姿勢も見られたことに安心しました。

この言葉は、私にとっても会社にとても意味のある言葉だなと思っています。私自身、リモートの選択肢をもらえたのはタイミングが良かったというのが大きいと捉えていますがそれでもこうして、後輩に背中を見てもらい声をかけてもらえたことは嬉しかったです。

次のnoteは、文中にもあった「リモート勤務で仕事をしてみて感じたこと」について書いてみたいと思います。子供と仕事をすることや、会社とリモートのコミュニケーションなど様々なポイントで書けたらと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。

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