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知らないことを知ること

2024年2月11日(日・祝)

9時ごろ起床。
洗濯から始まる日曜日。
掃除をして洗濯物を干して、身支度を整えてから出発。

歩いて近所の映画館に向かう。
早めに着いたが、売店は人がいっぱい。
今日はペットボトルのドリンクを所持していたので、用を済ませてからシアターに入る。

本日は『カラーパープル』を観賞。
町山さんのアメリカ流れ者をリアルタイムで聴いた際に気になっていた。

想像を絶するような生活をしてきたセリー。
最愛の妹・ネティとも引き裂かれ、父や夫に屈することがアイデンティティだった。
しかし、ソフィアやシュグといった外の世界を知り、自分自身の意見を言える女性たちと出会ったことで、自分も変わりたいけど変われない、そして妹に逢いたいという葛藤を生き続ける。
1900年代前半。
日本だけでなくアメリカでも男尊女卑や差別が色濃く強かった時代。
言いたいことも言えず、耐え忍ぶことしかできないセリー。
何もできない彼女を見つめ、涙がボロボロと出てくる。
ただあることをきっかけに、彼女は絶望のなかでも勇気を与え、自分が変わらないといけないという強い意志を得ることで、怒涛の展開へと進む。
時代の移り変わりも影響してか、セリーが生き生きとする姿にまたも涙。
というか、エンディングまで涙が止まらないほど。

そしてミュージカルだから、また詞と音楽が作品内容を反映していて刺さる!
セリーとシュグの友情を超えた表現はブラボーと叫びたいほどに美しい。

まだ2024年は始まったばかりだが、ステキな映画に出会えているなと。
いろいろな世界を知れば知るほど、自分にも備わるし幾つになっても好奇心を持つことの大切さは必要だ。

某デパートのレストラン街に移動。
壁の穴で辛子明太子とマヨネーズ、アオリイカのスパゲッティを食べる。

ウマいに決まっている。満足。

週末にミスドがオープンしたので、数点を見繕って購入。
明日の朝に食べよう。

帰りも歩く。
録音していたラジオ番組を聴きながらなので、歩きながら笑いをこらえるのが必死になるほど。

たっぷり歩いた。
納豆たこキムチの仕込みをしてから、新日本プロレスの大阪大会生放送を観戦。
オカダVS棚橋はセンチメンタル。
初対決から12年。完結もオカダが勝つ。
オカダもこれから世界を知る。
棚橋は違う世界をメイクするためにやはり世界を知る。

セミのザックVSダニエルソン。
テクニックだけでなく、ストロングな一面も。
濃厚なレスリングに魅入る。
ザックはいよいよ外国人エースに本腰を入れてきたなと。

メインはエンパイアとWAR DOGSの金網決着戦。
そしてウィル・オスプレイの新日本退団試合。
三沢光晴さんをオマージュしたタイツがいい。
対するデビッド・フィンレーはヒールになりきれるだろうか。
開始早々はふたりのレスリング。
その後順々に双方から選手が登場するが、WAR DOGSはそれぞれがハードコア使用の凶器を手に暴れまわる。
有刺鉄線や画鋲まで出てくるとは…。
デスマッチを否定する棚橋がよく許可をしたな。
棚橋は自分がやらなくても世界戦略を考えたら、デスマッチ団体がやることは新日本でもやるという宣戦布告なのだろうか。
しかも外国人選手にメインもカラダも張らせてまで、新たな凄みを見せてやろうという意気込みなのだろうか。
エンパイアの選手がひとりずつボロボロにされ、最後に残ったオスプレイが最後の力を振り絞るも力尽きてしまい、フィンレーにより介錯される。
60分超えの血戦。
敗れはしたものの、オスプレイはまた戻ってくると約束をして別れを告げた。

ネットの評価を見ると、「これは新日本ではない」という意見がある。
しかし、腕折りまでするほどの抗争を展開したのも、釘板デスマッチを初めて行ったのも、異種格闘技戦を実現させたのも、電流爆破や有刺鉄線ボードをビッグマッチでやったことも、みんなみんな新日本プロレスの歴史だ。

確かにアイテムに頼るプロレスは残酷な印象もある。
だけど、長年プロレスを観てきた人間からすると、この部分は先人のオマージュだろうなと思うことで、また熱を帯びさせてくれる。
だからリングの上で起こることはプロレスなんだと実感。

そして、デビッド・フィンレー率いるWAR DOGSはとにかく怒らせるとヤバいという最凶のヒールユニットとして格が上がった。
フィンレーも単にブーイングを飛ばされて認められないヒールではなく、試合もできるが憎まれて当然というヒールへと出世したと感じた。

誰かがいなくなれば、誰かが台頭してきてその上を超えていく。
日本人選手はどうするんだ?
成田蓮もチンケなヒールを気取るんじゃなく、怖れられるストロングスタイルを構築したほうが突出するんじゃないのか?

興奮冷めやらぬまま、風呂に入ってからクールダウン。
YouTube配信を視聴。
毎日配信をやめてくれるとのこと。
これである意味、開放はされるな。
そもそも一度も課金をしていないユーザーが周囲の援助で課金ユーザー状態でいることがおかしい。
それに気づかない人々もおかしすぎる。

録画していた番組を観てから、深夜1時半ごろに就寝。
明日も楽しいことが待っている。

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