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バーチャルオフィスGather導入までの道とコードキャンプの楽しむハイセンス力一部ご紹介


はじめまして!
コードキャンプのコーポレート事業部リーダーをしています栗山と申します。
今回はバーチャルオフィスGatherを2022年1月より本導入することとなり、
コードキャンプでのGather利用がなかなかに楽しいので皆さんにご紹介させてください!


前半はGatherを導入するまでの背景、後半はどうGatherを設計し運用しているかを書いています!
リモートワークを始めた企業の人事担当者さんや、オフィス出社とどうリモートワークを組み合わせているか悩まれている経営層のお方、
コードキャンプも試行錯誤しながらのGather導入ですので、もしご参考になることもあれば嬉しい所存でございます。

まずはオフィスの機能とは


まずはバーチャルオフィスについて語る前に、オフィスの機能はそもそも何かを考えました。
オフィスの機能にはハード面とソフト面の2つの機能があると思っています。

ハード面=直接的な機能
・執務スペース
・会議スペース
・書類や備品、複合機など保管/利用スペース

ソフト面=間接的な機能
・ビジョン・ミッションや企業理念の浸透の場
・チームワーク、コミュニケーション、信頼関係の構築の場


実際にはオフィスにいて、あ、ビジョン感じてる!ということはほぼ無いと思いますが、
メンバーと他愛もない会話であったり、会議でちょっと衝突したタイミングであったり、
オフィスにいることで一人で家でモクモク作業する場とは異なり、
他者の影響を受けながら会社のメンバーと共に働くことで形成される空間がソフト面での機能としてあると思っています。


他社のオフィス出社orリモートワーク事情


コードキャンプではコロナ以前よりリモートワークは実施しており、
特にリモート推しをしているというスタンスよりかは、
リモートでも、オフィスでも、働きやすい働き方を自由に選んでください。というスタンスでした。


ただ緊急事態宣言などの発令をうけ、
2020年3月頃からはコロナ下における就業スタンスとしてリモート推奨へ切り替わり、
そのタイミングでバーチャルオフィスの導入を模索し始めました。


2022年2月現在、再び蔓延防止措置が出るなど未だ不安定な状況ですが、
他社における就業スタンスとしてオフィス出社もしくはリモートワークどちらを選んでいるのか、
各社プレスリリースなどで分かる範囲で調べたところ、
一般的なパターンは「週2/3オフィス出社×週2/3リモートワーク」のようなハイブリッドが主流のようでした。



弊社もコロナ以前はそういったハイブリッド型でしたが、
あくまで弊社の場合はオフィスに来てもいいし、来なくてもいい、と選択できるスタンスだったのに対し、
他社におけるスタンスはチーム判断により週2/3は出社を前提としなくてもよい、
=週2/3は出社を前提としているようでした。


各社のリリースを拝見し、オフィス出社を必須!の言い回しではなく、
「オフィス出社 前提」などで調べてもらうとわかりますが、
出社を前提としていませんよ、という言い回しが、各社オフィス勤務のあり方を従業員へどう伝えるか模索している感じが伝わります。

なぜ出社を前提としているのか、各社見える範囲での表現は、
上記のオフィスの機能ともかぶりますが、概ね以下の3つに集約されるかなと思います。

なぜ他社は出社を前提としているのか
・コミュニケーション活性化のため
・対面における連携を通した生産性向上のため
・対面の会話による創造性やイノベーション創出のため


コードキャンプにおけるバーチャルオフィス


コードキャンプではもともとGatherを導入する前は、Discordを一時試し、
2020年4月頃からPragli(プラーリ)と呼ばれるバーチャルオフィスを利用していました。
(Discordについては一ヶ月ほどお試しでしたので割愛しております)
現在はPesto(ペスト?)へサービス名変更されているようです。



プラーリの良いところは

誰がオンラインかオフラインかがホーム画面でパッと見てわかりやすく、
会議スペースと各自のパーソナルスペースの2つの区切りしかないので、
非常にシンプルでわかりやすいUIです。


ちょっと話しかけたいときはホーム画面で並んだパーソナルスペースに、
ノックのような形で話しかけ、個別に会話ができる、
会議部屋では他のメンバーと会議もできる、
といった形で、オンライン会議スペースとしては非常にシンプルで簡単に操作できました。

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バーチャルオフィスにどこまで求めるか


コードキャンプでは2021年10月、プラーリなどのバーチャルオフィスを導入しながら、
リモート推奨へ切り替わって一年過ぎ、
このリモート推奨×バーチャルオフィス環境が継続されるであろう見込みの中、
現状の働き方に関する全社アンケートを行いました。


全社アンケート内容
・執務環境は満足しているか
・ビジョン・ミッションが共有される場(あくまでオフィス環境として)があるか
・コミュニケーション、信頼関係の構築ができる場があるか
・プラーリに満足しているか



アンケート結果では、
プラーリ以外の項目においては8割以上満足の結果となりながらも、
チーム外における横のつながりのコミュニケーション機会は改善の余地があると分かりました。



プラーリに関しては、
オンライン会議室スペースとしては気軽に使える一方、
時にツールとして重く、他の重いツールを使っていると落ちる、
またオンライン会議スペースでしかなく、
オフィスとしてのソフト面の機能は感じないという意見が多くありました。



バーチャルオフィスをオンライン会議室スペースと捉えるのであればプラーリで満足かもしれませんが、
リモート推奨とし、ほぼ全メンバーが月に1回オフィスへ出社するかどうか、
というコードキャンプにおいて、


バーチャルオフィスは単なる会議室スペースではなく、
リアルオフィス空間で産まれるようなコミュニケーション空間を形成できるオフィスとして、
もしくはバーチャルオフィスだからこその新しい働き方を創り出せないか、
ソフト面での機能も満たせるバーチャルオフィスはないか、を探すようになりました。


Gather導入へ


今年の2022年1月より本導入を始めたGatherは、RPGのように各自でキャラクターを設定し、
十字キーで自由に動け、話したい人に話しかけにいく、
会議があるから会議室に動いて向かう、のような
リアルオフィス空間での動作環境に近い、バーチャルオフィスです。




また様々なコマンドで仕掛けもあり、外から見たらゲームをしている、と確実に間違われます。
我が家の息子からはまたママゲームしてんの?とよくツッコミされます・・






様々なバーチャルオフィスを試し、検討した結果、
通信速度や操作性、バーチャルオフィスとしての様々な仕掛け、
また何よりも実際にトライアルとして20名のメンバーに協力いただき、
一ヶ月間トライアル利用を行った、トライアル後のアンケート結果で、
Gatherを通して新しいコミュニケーションが産まれたという回答を9割のメンバーからもらうことができ、
Gather導入が決まりました!





Gather裏側の設計方法


簡単にですが、Gatherの裏側の設計についても残しておきます!
Gatherは海外のサービスなので、日本語でのマニュアルなどはありません(泣)


コードキャンプで提供している法人向けプログラミング研修サービスで、
受講生間の教室的なコミュニケーション空間として、Gatherはすでに利用しており、設計に携わっていたメンバーもいたため、
そのメンバーの力も借りながら、裏側の設計は全て自分たちで行いました!



マイクラ好きのお方!作業としてはマイクラと同じ感じです!
ほんとハマりますよ(私含む)・・・!
Gatherは利用ユーザー数25名までは無料で利用できますのでご興味ある方試しに作られてみてください(^^)


まずはいくつかの広さのスペースが選べるので、どのくらいのスペースを作りたいか選び、
装飾をどうするか、床設定をどうするか、壁設定をどうするか、の3つの設定を行います。


設計操作もめちゃめちゃ簡単で、床設定だけちょっと中身をわかっていないと難しいですが、
どこに仕切りを作り、どこまで声が聞こえてよいか設定をして、
1階2階のように移動して完全に別の部屋も作りたい場合には、
空間移動できるような床設定をします。


コードキャンプのGatherツアー


ここからは実際にどうGatherをレイアウト設計し、利用しているか、
コードキャンプのGatherツアーを行いながら書いていきます!



チーム外における横のつながりのコミュニケーション機会が創出できるようなバーチャルオフィスを目指し、
「クスッと声が聞こえるオープンスペース」をコンセプトとしていました。


チーム内メンバーでは、定例MTGなどで集まる機会があっても、
チーム外メンバーでは、何かしらのきっかけがないと話すタイミングがなかったりします。
そこで全体的に開放的にし、パーソナルスペースは最小限へ、誰かと誰かが話しているのが聞こえ、
そんな会話に自然と交じられるようなバーチャルオフィス空間をイメージしました。


こちらは実際にコードキャンプのGatherスペースの全体キャプチャです。



レイアウトとしては、誰がどこにいるか、がパッと一面で分かるよう
一枚のデスクトップ画面で収まるようにサイズ間を意識し、
見やすさや話しかけやすさを求めました。

また真ん中に執務室や雑談スペースを配置し、
横には会議室を8部屋、下方部には周りの声が聞こえない集中ルームを配置しました。


会議室と集中ルーム以外はプライベートエリア設定はせず、周りの声が聞こえるままとしており、
真ん中に執務スペースや雑談部屋を置くことで、
会議室や集中ルームにいくときに誰かとすれ違ったり、誰かの話し声が聞こえるようにしています。



Gatherではプライベートエリア設定をしないと、
5マス以内にいるメンバーの声が聞こえ、マスの距離に応じて聞こえる音の大きさが変わります。
つまり1マス隣の人の声は問題なく聞こえますが、5マス遠い人の声はかすかに声が聞こえるくらいの大きさです。


ちなみにクリエイター部屋とは、Gatherの企画として始めた、
希望者抽選による月に一度の交代で、メンバーが自由に雑談部屋を装飾してOKというお部屋です。


とあるメンバーのクリエイト部屋:中盤のボス戦フィールド (セーブし忘れるとヤバいやつ)


とあるメンバーのクリエイト部屋:石垣島ルーム


とあるメンバーのクリエイト部屋:フレディー・マーキュリー ~ 森の演奏会 ~


とあるメンバーのクリエイト部屋:テーマ 枯れてもなお生き抜く



メンバーは他のクリエイトルーム以外にも
全体への影響を与えない範囲での装飾であれば、自由に装飾してよいルールとしているのですが、
このあたりのGatherを使った様々な面白い仕掛けや、
コードキャンプでのちょっと笑える?ハイセンスな使いこなしテクニックなどは、日々更新され、


SlackのGatherチャンネルでは毎日のようにハイセンスな切り抜きが投稿されています!


集中ルームで集中していて気づいたら装飾されていた一コマ


会議室待ちでの一コマ


こちらのGather導入noteとは別に、どう使いこなし、Gatherを楽しんでいるか、
note投稿予定ですので、合わせてぜひご覧ください!



Gatherを利用して現場メンバーからのお声


まだコードキャンプではGatherを導入して一ヶ月ですが、
トライアル期間を通じてこの2ヶ月、Gather楽しい!というお声を多く貰えています(;_;)嬉しい。


・近くにいる方同士で自然に会話が始まった
・リアルオフィス感があるので、より話しかけやすい
・アバターを通じて近づいたり、話しかけたりすることで、カジュアル?マイルド?にコミュニケーションが取れた
・社内の話したことのないメンバーとも交流・会話しやすい
・すれ違って話し始めたり、gatherのオブジェクトを通じて会話が生まれた!
・フリースペースで突発的な会話が生まれていたので、一定の効果 (コミュニケーション)はあったと感じられる
・オフィスにいるよりも話しかけやすかったかも


また新規入社メンバーからもリモートワークで不安だったけど、gatherのおかげで安心できた、といってもらえるなど、
積極的に活用しようとしてくれるコードキャンプメンバーがあってこそですが、

もともと課題認識していたチーム外における横のつながりのコミュニケーション機会創出の一助として、
Gather導入が少しは機能し始めていることを実感し始めている現在です!


対面でのオフィス出社でしか産まれないコミュニケーションもあることは事実だと思いますが、
バーチャルオフィスGatherを通じて産まれるコミュニケーションを楽しみながら、
現状の不安定な情勢を乗り越え、かつ更なる組織力をアップを目指していきたいと思っています!!


新しいメンバー募集中です!


最後に採用についてお知らせさせてください。
コードキャンプでは日々新しいメンバーを募集中です!


詳細はこちらのWantedlyをご確認ください。


バーチャルオフィスGatherの導入など、新しいことも積極的に受け入れ、
楽しむことにも全力なメンバーが多くいます!
ご興味ある方はお話だけでもお気軽に聞きに来てください!



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