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温泉に浸かりながら考えた「変わる」ということ。

昨日、久しぶりに温泉に行ってきました。

数年前に近所にできたでっかいスパで、温泉はもちろんのことサウナに岩盤浴・3万冊漫画読み放題・フードコートなど、アミューズメント施設みたいな雰囲気です。

一応リンクを貼ってみたものの、今日はスパの紹介をしたいわけではなくてですね。


昨日、温泉に浸かりながら約1時間半ほどの「ひとり時間」を味わいました。

子どもの頃はよく家族で温泉に行って、当時は母と一緒に入浴していました。
なにを話していたかは覚えていませんが、身内の前ではおしゃべりな私はずーっとマシンガントークをしていた気がします。

上京してからここ数年、友だちが少ない私はどこか遊びに行くときは彼と行動を共にすることが多いのですが、当然温泉となれば別行動。

つまりお風呂に入っている時間は、話し相手もスマホもない、完全なるひとりの時間なのです。


1人でぼーっとお風呂に浸かりながら、色々なことを考えました。

今までのこと、いま現在のこと、これからのこと。


ここ1年半ほど、生活が目まぐるしく変わっています。

仕事もプライベートも、今までnoteに書いてきたことも書いていないことも含め、去年の今頃では、いや、年が明けたほんの3ヶ月前にはまったく想像もしていなかったほど、変化の毎日です。

今のところは「良い変化」だと思っているけど、1年後2年後に本当胸を張ってよかった!といえるのか、正直自信はありません。

今まで慣れ親しんだことを切り離したり、新しいことを始めたり、変わることに対して「怖い」と感じてしまったりもします。

「これで本当によかったんだろうか」って。


良い変化でも悪い変化でも「変わる」ということはかなり体力を消耗するし、変化に比例して悩みも増えるので、ここ最近は気持ちも身体もお疲れモードでした。


自分の選択は本当に正しかったのだろうか。


たった1人きりで温かいお湯に浸かりながらここ最近のことを考えていると、これまで耳にしてきた「変化」に対する名言たちをたくさん思い出したのです。

変わることが怖くて 逃げたいとき
変われることを誇りたい
そう思った そう気付いた
RYTHEM「20粒のココロ」より
自分に人生の最終決定権があると思ってしまうと、上手くいかなかったとき、自分を責めて辛くなってしまう。

結果は決まっていて、自分はそこに行くための方法を選んだだけ。

そう思えれば納得できるのかなと思います。
芦田愛菜 さん
わたしたちは選んだことを正解にしていくしかないのだ。
いしかわゆき さん


未来のことなんて、誰にも分からない。

今の私にとっての最善は、3年後の私にとっての最悪かもしれない。

価値観や環境はどんどん変わっていくものだ
し、世間の変化とか周りの人の変化とか、なんかもう自分ではどうしようもないことが理由で「あの時こうしていれば」と思ってしまう日がくるかもしれません。


結局正解なんて誰にも分からないし、どんなに真剣に考えたって悩んだって、まったく後悔をしない人生なんて有り得ないんですよね。


変わることは、誰しも怖い。

でも、怖いから逃げるんじゃなくて、まずは「こんだけ悩んで決めて失敗するなら、もう仕方ないよね」と開き直れるくらい悩みきること。

そして、数年後になにか問題が起きてしまったときには過去の自分を責めるんじゃなく、その時の自分が納得できる選択をして、選んだ道を少しでも「正解」に近づけていく努力をすること。

人生とは、そんなふうに巡っていくものなのかもしれません。


お風呂を出るころには、汗と一緒にモヤモヤを洗い流されたかのように、少しスッキリとした気分になりました。

スマホを持たず、話し相手もいない、強制的に自分と向き合う「温泉」という空間。

またなにか行き詰まったときは、温かいお湯に浸かりながら、自分とじっくり向き合ってみるのもいいかもしれません。

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