私は「四国県」出身ではないのですが。
すっっっごく小さなことなんですけどね。
上京してきてからずーっとモヤモヤしていることをお話してみます。
私の出身は徳島県。
かつては「忘れられてる県」ワースト2位に入ったことがあるほど(多分)、マイナーな県です。
これまで「ごめん、徳島ってどこだっけ……」と言われた経験は数知れず、「四国です。香川の横」というとなんとな〜く理解してもらえます。
ですが、私がモヤッとしているのは、徳島県を認知されていないことではありません。
四国の中でも群を抜いて地味な徳島県が、県外の人に認識されていないのは、当然だと思っています。(最低)
なにが嫌かというと、まるで四国をひとつの県のような感覚で話されること。
「愛媛のアレ有名だよね、四国の人だからわかるでしょ?」
「高知の〇〇って、四国の人はみんな知ってるよね?」
とかね。
極めつけには高知の馬路村産のポン酢を目の前に出され、「ほら四国のポン酢だよ!みきちゃんのところのだよ!」と言われたことすらあります。
ごめんな、馬路村、行ったことないんやわ。
いや、間違ってはいないんですけどね?!
でもね、私はたしかに四国出身だけど、四国の中の「徳島」出身なので、ほかの3県のことはいうほど知らないんですわ。
正直に知らないと答えれば、「え!四国出身なのに?!」といわれることも、まあまあよくあります。ごめんね、知らなくて。
でもさ、地元じゃない地域のこと聞かれて話に乗れなくて、勝手にガッカリされるとちょっと傷付くのよ。
隣県のことを、まるで地元のことのように聞かれる。
どの地方でもよくあることなのだろうけど、ほかの地域に比べて四国はすごくそれが顕著だなぁと感じるのです。
半分くらい私の思い込みかもしれないけど。
だってさ、たとえば同じ東北地方だからって、秋田の人に仙台の牛タンを「君のところのだよ〜!」なんて言わないし、秋田のきりたんぽを青森の人に「東北といえばやっぱコレだよね!」なんていえば「いや、うちのリンゴも負けてませんが?!」ってなるじゃないですか。多分。知らんけど。
北海道までいけば広すぎて同じ道内でも文化が違うことが認知されているくらいなのに、どうしてか四国は4つも県が集まっているのに「ひとまとめ」にされやすい。
たしかに4県くっ付いて島になっているから気持ちは分からんでもないのですが、なんでもかんでも同じされると「えっと、四国って四国県ではないんですが……」と複雑な気持ちになってしまいます。
だからなんだよ!って話だし、そんなことでいちいち怒るなよ!と言われればまったくもってそのとおりなのですが、なんとなく自分のアイデンティティにチクリとくるなぁ、というお話でした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?