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ナチュラル営業ができちゃう人って最強なのでは?

本日、こんなツイートをしました。

もう少し掘り下げて書いてみたくなったのでnoteを開いてみた次第です。

ここ数ヶ月、色々なフリーランス向けセミナーに顔を出したり、本を読んだりしてきましたが、意外と「私、営業やったことないんです」というフリーランサーさんが多くてですね。

でも、よくよく話を聞いていると「え、全然営業しとるやん!」ってツッコミたくなるときも正直多いのですが、なにがすごいって、本人が営業を営業だと思ってやっていないということ。

これって、フリーランサーとして、というか世の中で働く社会人として最強だと思うんですよ。

「営業」と聞くと、電話やメールでアポ取って資料を見せたりプレゼンしたり、「我を使ってくだせぇ〜!」と売り込むことを想像するじゃないですか?ちょっと古いかな。

そんないわゆる「THE・営業」は嫌がられることが多くて、実際私もセールス臭いアプローチをかけられると「うわっ」って思ってしまいます。
ちなみに服屋で店員さんに声を掛けられるのも苦手なタイプです。(すんません)


でも、彼らは違う。

営業しない派フリーランスの皆さんがよく口にしているのは

・たまたま繋がった人から仕事をもらった
・趣味でSNSに投稿していたら声がかかった

などなど。

たしかに、THE・営業のやり方と比べるとすごくライトというか、なんとなく偶然っぽく聞こえるけど、本当にただの偶然なのかというと、絶対そうじゃないはず。


だって、考えてみてください。

普通、偶然出会ったよく知らない人に、お金をかけて仕事を頼むでしょうか?

自分が相手を雇う側の人間だったら、今出会ったばかりのよく知りもしない人に仕事を任せるって、なかなかチャレンジャーだと思いませんか?

そんな、相手からすればある意味デンジャラスなシーンで仕事を掴んで来る人は、きっと相手の話をよく聴く心遣いができたり、自分のやっていること・できること・やりたいことを言語化して相手に届ける力があるんだと思います。


SNSの投稿にしても、同じこと。

というか、そもそも投稿を続けられるってだけですごいし、知らない人と出会えるような場所に足を運んでいる時点で行動力もあるし、やっぱりめちゃくちゃ営業できる人やん??

でも、彼らにとってのそれはやっぱり「営業」なんかじゃない。
きっと心から楽しんでやっていることだし、下心なんてないからこそ「この人に任せてみたいかも」と思ってもらえるのだろうと思います。

そして、本人からしても無理をしている感覚もなく自然にやっているのとなので「もう営業ツラい無理……」とストレスになさそう。

で、しかも相手からすれば、「営業をかけられた」という感覚ではなく「偶然知り合った人と仲良くなった」という感覚のはず。

これはお互い気持ちよくWin-Winの関係を築けて、バンバン仕事を頑張れそうです。

じゃあ、そんな爽やかさ満点のナチュラル営業ができるのは、やっぱり才能がある特別な人なのか?と考えると、それも違う気がする。

すごい人なことは確かだし、才能ももちろんあるのだろうけど、「才能」とか「センス」という言葉で片付けるのはあまりにも失礼にも感じるんです。

仕事うんぬんの前に、どれだけ目の前の人ときちんも向き合って対話しているか。

ここが違うんじゃないかな。

もちろん直接話を聞いたわけじゃないし、私の憶測でしかないけれど。

コミュ障でも口下手でも、「相手を分かろうとしている」という態度や気持ちは伝わるもの。

 すべてを真似することはできなくても、人と向き合うことをもっと大切にしていきたいと、ふと思うのでした。

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