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文体について

noteで文章を書くとき、どんな文体がいいのかいつも悩む。

自分の性格を考えると「です・ます調」がしっくりくる。

なぜなら5歳児にも敬語で話すからだ。

だけど、最初のnote記事を「だ・である調」で書いてしまったばっかりに、急に「です・ます調」に変更するのはダサいんじゃないかとビクビクしてしまって、できない。

また、noteを始めて間もない頃はやたら
太字

このような

大文字を使っていて、それが特に重要でもない部分で使われているのでこの上なくダサい。

自分の文章を読んで、
「へー、君はソコを重要だと思ってしまったのだね(あぁカレー食べたい)」
という反応をしてしまうくらい面白くないしちょっと痛い。

「違うんだぁーー!」と叫びながら過去の文章全てを普通文字に直す、もしくは焼き払う気力もないのでやらないが、かなり恥ずかしい。

それから、当時読んでいた本や、好きな作家の言い回しやよく使う接続詞などを無意識のうちに取り入れているところもちょっとかっこ悪い。

奇を衒いすぎな文章もあった。
「貴様、そんなに不思議ちゃんに見られたいのか!しかも『ちゃん』っていう年齢でもないわ!『不思議さん』だ!」
と当時の自分に説教をしたい。

そもそもかっこいい文体というものが分からないから、かっこ悪い側にしか行きようがないのだけど、かっこいい文章ってなんだろう?

ちょっと考えたけれど、「その人の色を持った文章」ではないかと思う。

書いた人が誰だか知らされていないけど、文章を読んで「ああ、あの人の文章だ」と分かる文章だと思う。

私は好きなものや好きな人がよく変わるし、特徴がないし、一生自分探しをし続けた結果、我を忘れるタイプの人間なので、「自分の色を持つ」ということはなかなか難しい。

今は自分の色を探すためにパレットで色んな絵の具を混ぜている段階だと思って恐れずに色々と楽しもうと思う。

混ぜすぎて灰色や土色っぽくならなきゃいいけど・・・。

#日記 #エッセイ #文体 #文章 #色 #自分の色