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【怖い話】あなたが美人でタイプなので書き込みました。好きです。付き合ってください。
2020年夏の怖い話。
私はTwitterを始めた時に、フォロワーを増やすには、リプライが大事だという書き込みを信じた。
人気アカウントの発言に、コメントを残せというのだ。
そしてリプの傾向を見ていると、「〇〇さん、こんにちは!」などという挨拶の後に、よそよそしい会話が続くパターンを見た。
女性と思われるアカウントに書き込む、男性と思しきアカウントの書き込みだった。
私は、この白々しい感じがコミュニケーションに大事なんだろうなと思い真似してみたのだが、最初に真面目にリプを書き込んだ相手は、筋トレ大好きな男性だった。
私は、何かが違うと思った。
そもそも私はコミュニケーションが苦手だった。
全体的に間違っていた。
女子大生のSNSアカウントへ優しい感じでおじさんがコメントを書き込むのも、これが流行っているのだなと勘違いし、自分もやってみようとトライしたが、何故か頭が痛くなってくるのでやめた。
そんな時に真実の書き込みを見た。
zoomについてのTweetである。
内容は、
おじさんが、zoomで如何に部屋を綺麗に見せても、おじさんがディスプレイに映ること自体が嫌だろう
というものである。
同じ意見を男女のSNSアカウントと思しきものが、同時期にTweetしていた。
これが真実だと思った。
おじさんが女性に迎合して頑張っている姿は見ていられないだろうが、既におじさんが嫌だということだ。
かっこいいおじさんもいるだろうが、かっこいいおじさんというのは、そうじゃないおじさんと対比してはじめて、かっこいい存在となる。
宇宙にかっこいいおじさんだらけだったら、かっこいいおじさんは存在できない。
かっこいいおじさんがスタンダードな存在になってしまっては、かっこいいおじさんは、かっこいいと評されることはない。
そうじゃないおじさん側の私はひとつの道を絶たれた。
そこで、SNSも実生活も、自然体が良いのだと悟った。
そもそも、私にはリプという行為が無理だった。
というより、「私はあなたに好かれたいんだ」感が丸出しなのに、内容はそうじゃない書き込みを書くのが無理だった。
もともと好きなものは好き、嫌いなものは嫌いとはっきりしているタイプなのに、無理に好いてもらおうという行為自体が無理だ。
もし、私が女性アカウントに話しかけるなら、
あなたが美人でタイプなので書き込みました。
好きです。付き合ってください。
と書こうと思う。
その時、そう思っていたら、そう書く。
潔い気がする。
何故か通報されそうだが、何故だろう。
恐怖を感じる。
通報されたら潔く、この文章を警察の方に見ていただく所存だ。
SNSで、なんでもない会話から異性のアカウントに近づいていく行為は、傍から見ていても、恐ろしさを感じる時があると思う。
zoomの件を含め、太ったハゲのおっさんな私は、何に近づいても恐ろしい方に入るというのを自覚した。
むやみに絡むのはやめよう。
何故か通報されそうだ。
2020年、夏の怖い話。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。 書くだけでなく読みたいので、コメント欄で記事名入れてもらうと見に行きます。