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音羽の瀧 に、乾杯。 ~ day 425 (2020.09.09)

「 1000枚のビールのある風景 」
1000日間、毎日呑むビールの写真をあげながら、ビールそのものの話だったり、その日の出来事だったりを文章にしてます。
425日目。
これまでのログは → こちら

ちょっと時間ができたので、清水寺 に寄りました。

時節柄、ひとも少なくて、一時期は歩くのも大変だった参道も、閑散としたもの。清水の舞台 が補修中というのもひとつの理由かもしれませんけど。
逆に、こういう姿を見ることができるのはいまだけ、とも言えます。

その境内にある「 音羽の瀧 」。
この場に千手観音像をお祀りしたのが、” 音羽山 清水寺 ” がこの場にできることになったきっかけです。

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瀧とは言っても、こんな感じ。
普段ならここから柄杓で直接に水を汲んで、いただくことができるのですが、時節柄、それはできず…

実はこの「 音羽の瀧 」は、ビールと深い関わりがあります。
1877年、京都で最初のビール醸造所は、京都舎密局(せいみきょく)という府営の研究機関が開設したもの。ビールに適した水が清水寺の音羽の滝のそばで発見されたことで、清水寺の境内に建てられたそうです。

修道院で造ってるんだったら、お寺でビールを造ってもいいんじゃない?という議論があったとか、なかったとか、笑

この醸造所はわずか4年で閉じられたということですが、そこで醸造を学んだひとたちが、各地に散らばって小規模な醸造所を立ち上げていったそうです。いわばクラフトブルワリーの魁。

その後、メジャーが台頭してきたことで、そういった小さな醸造所は徐々に廃れていきますが、150年の時を経て再び個性豊かなクラフトブルワーが京都に続々にできているのはおもしろいな、と。

からのビールは、” SPRING VALLEY BREWERY KYOTO ” に寄ってみました。

キリンビールという、ビールメジャーが手がけるクラフトブルワリー事業。
錦市場近くの築100年の町家を改装してオリジナルビールを醸造する傍で、ビールに合う食事をたのしめる場所。

折しもこちらの 3周年 。
ということで、限定醸造の「 Kyoto 3rd Anniversary 」をオーダー。

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少しにごりのあるブロンドカラー。トロピカルフルーツを感じさせる、しっかり目のホップ感。とはいえ、後口はさっぱり。アルコール度数が抑えられた、ヘイジーなセッションIPA。

brewed in kyoto のビール、おいしゅうございます。

ごちそうさま。






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