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文字との交わり

読書について.

WITHコロナの生活も板につき、読書と書き物を繰り返すエブリデイ。

最近は私の中で新書フェアを開催しているので、キリスト教やら美術史やら台湾
やらを読み耽る日々。(下に本のリンク貼ります)

その中でも胸に「グサァっっ」と刺さったのが、
ショーペンハウアー「読書について」って本。

(拙訳)
・本を読むとは他人の頭で考えるのではなく、自分の頭で考えるのだ。
・書物をただ読破しただけでは足りない。世界を読破するのだ。
何の考えなしの読書は骨休みにはなるが次第に自分の頭で考える能力が失われる

今書いていても特に最後の言葉がヤケに刺さる。彼の言葉は目に突き刺さってしまいそうなくらい鋭い。でもその分直接に、伝わってきた。

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本はやっぱり受動的ではないんだ、能動的であるものなんだ。そう思う。
小さい頃から私は学校やクラブであったことを母や叔母に話すのが好きだった。
だから初めて彼女ができたときは隠しているの秒で見破られたけど。。。。

その「話したい」「言いたい」のクセみたいのが今もあるんだと思うの。作品を観たり読んだりしたら感想や自分の意見、エピソードを話さずにはいられなくてSNS駆使して全方面に「かたろう!」をぶん投げる。

そうやって書いたり、話した作品は自分の話に落とし込まれて行くし、記憶にも残ってます。2週間一緒に韓国滞在した2人と観た「Parasite」なんてもう、鮮明に覚えてるし。笑

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ペア読書と軸の芽生え.

自然にしていたことが「結構大切〜!」って気づいたのは大学3年の夏、六本木の
文喫で学部の友人とペア読書をしたとき

純文学と独哲学を得意とする友人と、いろんなジャンルつまみ食いの僕。
おススメ合戦をした後、互いに気になった本を読んで、時間経ったら感想を言う。

んなことしてたこの日。戦場カメラマン、沢田教一さんの本が一番記憶に残ってるし、友人との話もこの話を終始。自分が社会との関わりをこれまで以上にしていきたい、そう思うようになった本がこの本だった。今、社会が戦場化していると私は思う。

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幼少期と読書.

本を通して成長はするけど、本を読むだけでは成長はできない。
幼稚園に通ってた頃でさえ読み聞かせてくれる先生や母に質問責めしてたし。
力太郎って作品、内容は覚えていないけど皮膚が黒黒としていたことに「?」を抱いて先生に聞いたことも覚えてる。答えは覚えてないけど。

小学生の頃は没頭してた小説は作者(=他人)の脳みそに飛び込む装置だけど、そこでもやっぱり自分との対話は大事になってくる。「その人物はそこでなんでそのアクションとったの?」「この人物はここでどんな感情抱いたんだろ?」小説は一見静的、受動的なようで実は一番動的、能動的なのかもしれないな。

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非日常の掛け算.

こうやって自分の記憶と「本」とを振り返ってみたら、割と旅や散歩にくっ付いてることも多かった。(ヒッチハイク翌、京都で/博多,book&bedで/岐阜の庭文庫で)

本は他人の力を借りて自分の思考や想像を掻き立てる非日常を作り出す。
それを旅っていう非日常で行うことで、非日常×非日常が成立して日常では味わえないような体験を味わうことができる。

実際上で挙げた3箇所もそう。自分が学生であること、課題のことからより離れた雲の上で本を読む。ドラゴンボールの「精神と時の部屋」(現実と乖離して時間も止まってるからむっちゃ集中してトレーニングできるとこ)みたいな空気で読書。
より本と向き合えた気がする。これ続けたら髪の毛黄色になるんかな

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エナジードリンクは飲み過ぎると果てる.

自己啓発本やビジネス書なんてのも読んでた。あれは最初は発見がたくさんあるけど大概の本はmonsterとかレッドブルの類と一緒。その時のモチベにしかならない。どれも結論は「DO」だし、ファクトからできたその本からの結論は他のジャンルと違って人によって異なることがほぼない。あったとしたらミスリードだろうし。DO前提で読むならまだしも、あれを読んで満足してたらそれは結局出版社の思う壺なんだと思う。全く悪いとは言わない。

自分も読むだけじゃダメだって気づくまで半年くらいかかったし、だから今はより専門的な新書とか身が詰まった洋書の訳、映画とかも観るようになった。そう言う意味では踏み込んでみる価値はあるのかも。

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noteと本

つらつらと書いてきたけれど、noteと本の親和性は高いと思う。
人と本の話をあまりしない人でもここに殴ればそれだけ自分に定着するし、一定数人にみられる可能性がある、と意識すればそれだけ思考の整理をしつつ書ける。

だし、ハッシュタグでその本のタイトルをつければその本を読んだ人、気になってる人が見つけてくれる。ネタバレには少し注意するべきだろうけどね。
そのハッシュタグを追ってみるのもいいかも。きっと「本の感想言いたい族」
はnoteの中にもたくさんいるはず。

もはやnote自体を本のように使う、というかそれ用のプラットフォームでもある以上、今の気分を打ち込んで読んで、感想を書くというのもいいかもしれない。自分

自身、学びたいテーマや人の意見が知りたいときはこの方法をとっている。
友人から学んだものだけど、すごい役立ってる。

さいご

HOW TOの類を自分で書くのは気がひけるけど、最後の方法はあまりにも有用だったので紹介してしちゃった。あなたと本の関係はどんなもの?
本を通してあなたの生活が豊かになりますよう🍃

ごきげんよう。


参考URL


・ショーペンハウアー「読書について」

電子版でも読めるライトな量!


・文喫
美味しい飲み物がおかわり自由。最高のチルとハイセンスな選書と。


ライカでグッドバイ ─カメラマン沢田教一が撃たれた日
青森、北海道馴染みの地から中東の戦場へ。戦争は昔の話ではない。


・キリスト教と死

最近読んで面白かった本。新書なのに、タイトルのわりに軽快。感染症の話も。


・庭文庫

「ただいま」が素で出てしまう落ち着く古民家。山から見下ろす自然一緒に。


・私が個人的に良かった/行きたいbook cafeのリスト

https://goo.gl/maps/wMHZA75HAmyfxcqF9

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