3Dの壁 「CAD」 vs 「CG」
3Dは重い?!
5月13日(木)に行われた第3回深川3Dマップの打ち合わせ。
3D担当者に進捗を確認してみると、「道路が完成した!」とのこと。
こちらが、道路が完成した状態です。
かなり地道な作業のようでしたが、乗り切ってくれました!
ただ、「作業を進めるにつれて、データがどんどん重くなる……」ようで、PCのスペックも考えないとね、という話になりました。
今回は分割しながらの作業で対処しましたが、実際に作業しないと分からない問題が、やってみると、いっぱいあるなと痛感しました。
3Dにも種類がある?
さて、深川マップも道路が描けたので、この次の作業は、立体的な建物が加わり、段々3Dっぽくなっていくのですが……
そもそも3Dと一口に言っても、種類があることをご存知ですか?
私たちが深川マップで使っているのは「3DCAD」と言うものです。設計などの図面で主に使われているのが、3DCADです。
一方、映画やゲームで使われるのが、「3DCG」と呼ばれるものになります。
CADとCGの違いは何?
CADは数値で形づくるものに対し、CGは感覚的にモデリングが出来るので、彫塑みたいな感じで形をつくることができます。
作り方も、まったく違う方法です。
球体を見ると分かりやすいですが、左がCAD、右がCGで作成されたものです。
CADは数値で作っているので綺麗な丸ですが、CGは「ポリゴン」と呼ばれる三角形の面を繋いで出来ているので、よ〜く見るとカクカクしてます。
Google EarthはCG?
実際にマップを作ってみると、他のマップがどうやって作られているか興味が湧いてきますよね。
有名なGoogle Earthは、ジオメトリー(幾何形状)と呼ばれるもので、建物の形は「ポリゴン」で作られてます。
3D都市モデルのPLATEAUは、ジオメトリーに+αで、セマンティックモデルを加え、情報を付与したものになっています。
そう考えると、一般的な3Dマップはジオメトリー(ポリゴン)のものが多いですね。
CADとCG、どっちを使えばいいの?
では、深川3Dマップの時はCADとCG、どちらを使えばいいのか。
私たちも作りながら試行錯誤していますが、道路など土台となる部分はCADで作成し、建物などビジュアル的な部分はCGで作ったものを合体するのが良いのでは?と考えています。
ソフトの壁
ただ、データの互換性など、ツールの壁も今後の実作業で出てきそうです……
ですが、そういったことも「まずはやってみよう!」精神で、やりながら3Dの知識も増やしていければと思ってます!
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