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2019年5月の記事一覧
これでも勝ち組です -若手研究者の生存と研究、両立させてもらえますか?1
若手研究者の直面する貧困と性差別をどうにか直そうとしているmkepaです。可及的速やかに直す方法を画策し、この3週間、諸方面に問題提起し情報収集を行ってきました。気に留めてくれた人々やその紹介で出会った人達と意見交換した結果、少し方向性が見えてきました。
※ここで若手研究者とは、博士課程研究者(修士号は取得済みで博士号をとる前)・ポスドク(博士号をとった後)を指したいと思います。
日本の研究者
若手研究者の窮状(序)と、金ダライ
先日、理数系の博士課程の先輩(男性)と、若手研究者の貧困について話していたときのことだ。
「学振(DC1)の条件は本当に酷い。地方出身で東京で一人暮らしをしている学生にとっては、特に酷すぎる。実家が金持ちじゃないと無理だよね。」
という話題だった。
学振(博士課程学生向けの給付型奨学金のようなもの、月20万支給。後述の通り本当に条件はヒドイのだが、これ以外ほぼ選択肢がないので皆必死こいて応募書類
子持ち男性の育休未取得はキャリア競争における不正。女が一人で「ライフイベント」を迎える?そんなわけあるかよ…。
この前、個人研究費の説明会に行ってきたのだが、プロジェクトの責任者の40代半ば〜50代の男性教授が
「ちょうど応募資格に当たる30代くらいは、女性はライフイベントが重なりますから、」
と言っていた。身構えてはいたものの、
(うわぁ…やっぱり言ったよ…)
と。すごく残念だったし呆れた。
(この人の周りにはバリキャリシングルマザーしかいなかったんだろうか…?)
(知り合いの男性は一人も結婚
セクシズム撲滅計画 in Japan
このnoteの筆者はmkepa、神奈川生まれ東京近郊育ちの理系大学院生である。
このnoteは、mkepaがfacebookで女性蔑視的な社会慣習について批判をしていたときに、高校生の頃習っていた予備校講師の先生とやり取りしたことがきっかけで開設された。
その時やりとりした先生(男性)は、某大手大学受験予備校のトップクラスで長年物理を教えていて、東大を目指す高校生、高学歴の女子校・男子校(