日本で若手の研究と生存の両立がどうやったら可能になるのか、考えています。「三人寄れば文殊の知恵」で助かってます。アイディアいつでも受け付け中。よろしくね。
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自然科学の知は本来、誰かのものではない。
「知財の獲得は技術開発の根幹である」
この記事では、技術が全てであるベンチャー企業が大企業に搾取されたり勝手に企業秘密を奪ってしまったりという例が取り上げられていた。「中小企業 対 大企業」という構図である。
「公的機関 対 民間企業」という構図でも同じことが起きる。国が公的に研究を保護、つまり出資しないと、同様の搾取が起きる。貧しい公的機関は、出資元である民間企業に対して立場が弱くなり、対等
これでも勝ち組です -若手研究者の生存と研究、両立させてもらえますか?1
若手研究者の直面する貧困と性差別をどうにか直そうとしているmkepaです。可及的速やかに直す方法を画策し、この3週間、諸方面に問題提起し情報収集を行ってきました。気に留めてくれた人々やその紹介で出会った人達と意見交換した結果、少し方向性が見えてきました。
※ここで若手研究者とは、博士課程研究者(修士号は取得済みで博士号をとる前)・ポスドク(博士号をとった後)を指したいと思います。
日本の研究者
若手研究者の窮状(序)と、金ダライ
先日、理数系の博士課程の先輩(男性)と、若手研究者の貧困について話していたときのことだ。
「学振(DC1)の条件は本当に酷い。地方出身で東京で一人暮らしをしている学生にとっては、特に酷すぎる。実家が金持ちじゃないと無理だよね。」
という話題だった。
学振(博士課程学生向けの給付型奨学金のようなもの、月20万支給。後述の通り本当に条件はヒドイのだが、これ以外ほぼ選択肢がないので皆必死こいて応募書類