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最近町で出会った言葉たち3選

最近、いくつか、ほほーと目にとまった言葉があるので、書いておくことに。

1.モンタナでわたしが通っている癌センターの壁に貼ってある言葉。

Elizabeth Kubler Ross

People are like stained glass windows.
They sparkle and shine when the sun is out.
But when the darkness sets in,
Their beauty is reveled only if there is light from within.

人はステンドグラスの窓のようなもので、太陽が出ていればキラキラと輝く。しかし、暗闇が訪れると、内側からの光があって初めてその美しさが浮かび上がる。

Elizabeth Kubler Ross

エリザベス・キューブラー・ロスさんは、スイス系アメリカ人の精神科医で、臨死研究の先駆者。とのこと。

いやはや、ほんとにそうだなあ、と。肝に銘じたいところ。

2.モンタナ癌サポートセンターに貼ってあった文章

The Diary of Anaïs Nin

Anaïs Ninさん(1903年~1977年)は、フランス生まれのアメリカ人日記作家、エッセイスト、小説家。フランスでキューバ人の両親のもとに生まれる。幼少期をスペインとキューバで過ごし、1924年から1940年までの約16年間をパリで、残りの半生をアメリカで過ごし、作家としての地位を確立した、という方。

和紙の日傘を買った。
色紙と繊細な竹でできている。

破れてしまったのでテープで補修した。

愛や憎しみとは無縁の平和な瞬間に、熟練した職人によって花のように作られ、愛や憎しみよりも軽い。

私はそれを捨てる気になれなかった。
私はそれを静かに、守るように折りたたんだ。

繊細さ、平和、技術、謙虚な仕事、私は優しい庭を折りたたんだ、
人間の夢の壊れやすい構造。

私は平和の夢を折りたたんだ。

私は無邪気な庭園と無邪気な音楽、無邪気さと夢を折りたたんだ。

戦争の時代、憎しみはあらゆるものを混乱させる。
聖堂、絵画、希少な書物に、ベートーヴェン、バッハ、ブラームス、そして日本の日傘に、憎しみが降り注ぐ。

憎しみは罪のない人々、子供たち、労働者、女性、夢想家、そして日本の日傘に降りかかる、

戦争の時代、魂は混乱する。

憎しみと復讐の見えないところで、私は小さな日傘をたたんだ。

The Diary of Anaïs Nin

壁に貼ってある文章って、これくらいなんですよね。

どなたかがこの文章を好きで、書かれたものなのか。
この文書自体、インターネットで検索しても簡単にひろえなかったくらいで、有名ではなさそう。

3.近所の公園で座ったベンチの名言

公園のベンチに貼ってあるラベル
ラベル拡大

Happiness comes to those who love parks.

公園を愛する者には幸せがやってくる。

こういうの、いいなあ。





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