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起業とは、正解がどれかを考える仕事ではなく、正解を自分で作る仕事

起業家にとっていちばん大切なのはグレーエリアを生きること。
ビジネスのほとんど全ては、論理なんかでは導かれない。
だから起業家にとっては、積極的にグレーエリア(正解がいない、白黒はっきりしない世界)を突き進んでいくことがなによりも重要。
白黒つかないグレーなものに対応する力をつけ、グレーエリアの中を生き抜く。結論なんか、そもそも最初からわかりはしないし、状況によって変わる。すべてを最初から予測することなんてできない。
だからとにかく自分でバランスを取りながら走り抜けることが大切。

未来を切り開くための5ステップー起業を目指す君たちへーより

ベンチャー企業を経営している現実の起業家たちは、お客さんが本当にいるのかいないのかまだわからない市場に対して、日々めまぐるしく変化する環境(毎日明らかになる新事実)に素早く適合するということ、それ自体を成功の鍵をとしている。

スピード感の中で、今自分が置かれている状況を素早く把握し、それに適合する。新しい製品やサービスを生み出すとき、それが売れるのか売れないのか、自分は成功するかしないのか、仲間は自分を信用するのかしないのか、そんなことはわからない。そして、一つひとつの「答え」は時間や状況とともにくるくると変化する。だから、起業家には、その曖昧な状態をたとえ盲目的にであっても走り抜け、気づいたときには、ゴールのテープを切っているということが結果として起こっている。

曖昧さに対する耐性を持つこと、予測不可能な事態に対して、積極的に挑戦するということは、起業家精神の要諦として大切なことである。

未来はどうなっていると思いますか?と聞かれても、それに答えるのは難しい。こういった曖昧なことについて考えること自体を嫌がる人間もいるだろう。「なにを」「いつまでに」「どうやって」やるかがわかっていないと不安になる人達のことだ。
一方で、「なにか向こう側に面白そうなものがあるぞ。それが何だかわからないし、どんな大きさかもわからない。だから、とにかく見に行ってみよう」という人たちがいる。起業家というのは、こういうことを喜んでやる人種のことを言う。(台湾系アメリカ人の起業家、実業家
ジェンスン・フアン)

未来を切り開くための5ステップー起業を目指す君たちへーより

ベンチャーの世界には正解などはじめからないのである。
正解は状況に適合した者だけが自分で作り出せるものなのだ。

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