起業とは、正解がどれかを考える仕事ではなく、正解を自分で作る仕事
ベンチャー企業を経営している現実の起業家たちは、お客さんが本当にいるのかいないのかまだわからない市場に対して、日々めまぐるしく変化する環境(毎日明らかになる新事実)に素早く適合するということ、それ自体を成功の鍵をとしている。
スピード感の中で、今自分が置かれている状況を素早く把握し、それに適合する。新しい製品やサービスを生み出すとき、それが売れるのか売れないのか、自分は成功するかしないのか、仲間は自分を信用するのかしないのか、そんなことはわからない。そして、一つひとつの「答え」は時間や状況とともにくるくると変化する。だから、起業家には、その曖昧な状態をたとえ盲目的にであっても走り抜け、気づいたときには、ゴールのテープを切っているということが結果として起こっている。
曖昧さに対する耐性を持つこと、予測不可能な事態に対して、積極的に挑戦するということは、起業家精神の要諦として大切なことである。
ベンチャーの世界には正解などはじめからないのである。
正解は状況に適合した者だけが自分で作り出せるものなのだ。
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