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潮谷験 スイッチ 悪意の実験(講談社文庫)を読んで

今回もネタバレ回避の味覚嗅覚で表現する、抽象的感覚派読書感想文を書いてまいります。作品は潮谷験さんの「スイッチ 悪意の実験」です。

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舞台はある大学の夏休み。押すとある家族が破滅するとされるスイッチを持って1ヶ月過ごし、押す押さずともボーナス100万円が貰えるアルバイトを主人公の小雪は受け持つ。
同大学の仲間と一緒に参加し、誰も押さぬと思っていたものの、次々と予想外のことが起きていくミステリー作品。

ライトノベルの風味もあり、読書に慣れていない方も読みやすい作品だと思います。
重厚な作品を読んだ後などに読むのもお勧めかもしれません。

この作品は、コクのあるクリームがたっぷりと入ったフルーツロールケーキのような作品だと思いました。
家族や宗教、善意について濃厚な内容があっさりとした平易な文章で描写されており、最後はハッピーエンドで終わるので、後味もさっぱりしております。

デザートをたくさん食べたい時のように、ハッピーエンド作品を読みたい時に読むと良さそうです。

これで読書感想文を終えます。
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私の作品も以外ございますので、ぜひご一読いただけますと。

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