藤原伊織 テロリストのパラソル(講談社文庫)を読んで
ネタバレ回避の読書感想文、推薦文を書いていきます!今回は江戸川乱歩賞と直木賞を受賞して、テロリストのパラソルという作品です。
テロリストのパラソルの購入は↓↓
僕が読んだのは講談社さんの本だったのですが、今は角川文庫で買えるようです。
この作品のおおまかな内容は90年代、アル中のバーテンダーの島村が新宿の爆破事件をきっかけに過去の過ちと事件がリンクして、巻き込まれて行きます。その中で、多くの一風変わった登場人物たちとのユニークな交流を交えたハードボイルド推理小説。
エンタメ中のエンタメ!と言った作品です。なので、文量は多いですが、読書始めたばかりの人にもオススメできるのではないかと思います。特に70年代から90年代を生きた方には、是非読んでいただきたいです。(僕は96年生まれのため、少しだけ入り込み難かったですが)
文章がリズミカルで読みやすかったです。リズムに乗ってどんどん読んで行くことができます。ハードボイルド特有の、読んでる最中のワクワクと読み切った後の爽快感が最高です。
この作品はウェルダンに焼いた分厚いサーロインステーキと言った感じです。ニンニク醤油で香ばしく焼いた、香り良し、味良しのお肉です。それをナイフとフォークでパクパク食べて、最後に烏龍茶で口の中の油を喉に流した感覚です。(烏龍茶か作中に頻出するウイスキーか。下戸の僕は烏龍茶です)
学生からお年寄りまで、老若男女が楽しめる作品でした。
以上、今回の書評を終わります!また、懲りずに僕の作品のリンクを下に
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
松井健太朗名義でKindle出発してます!
1次落ちのM名義でなろうにも!
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?