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起きる時間を宣言して寝よう!

毎朝目覚ましで起きてる人は、いませんよね?(自分は使ってる)
「予想通りに不合理」で有名な行動経済学者のダン・アリエリー教授は、「目覚まし時計は、行動経済学的にも全くもって無意味だ」。と結論づけています。科学は、目覚まし時計をことごとく否定しているわけです。

そんなあなたに、朗報です!
実は、目覚まし時計を使わなくても朝起きられるかもしれない方法があるのです。
それは、「決まった時間に寝て、決まった時間に起きる」のを最低1週間続けること!
決まった時間に寝るのが難しければ、起きる時間だけは変えないこと!

起きる時間だけは変えないこと!
ちゃんとこれはエビデンスがあるのです。

1999年にドイツのリューベック大学で行われた面白い実験を見てみましょう。

15名の被験者を二つのグループに分け、
「明日6時に起こします」と言って寝てもらう、もう一方には「明日9時に起こします」と言って寝てもらいます。
翌朝、どちらのグループも朝6時に起こしたところ、二つのグループに違いが見られました。

朝6時に起こすと言われたグループは、スッキリ起きれたのに対し、朝9時に起こすと言われたグループは、頭がボッーとしている状態でした。

この理由としては、朝6時に起こすと言われた被験者は、朝4時半の時点で覚醒に関わるホルモン「コルチゾール」の分泌が始まり、目覚めの準備をしていたから。
対して、朝9時に起きる予定の被験者は、朝4時半どころか6時になってもコルチゾールが分泌されず、体が目覚めの準備をしていないことがわかったのです。

人は面白いことに、「朝〜時に起きる!」と決めれば、起床前から起きる準備を始める生き物のようです。本当に人はよくできた生き物だ。

こうした「目覚めのための準備」を促す司令塔となるタンパク質が実は脳内で作られる「PER」というもの。
これは、夜に分泌量が減ることで眠くなり、朝分泌量が増えて覚醒を誘う役割を果たす。

コルチゾールやPERの分泌を最適化するためにも、「規則正しい時間」に起きて寝ることは大切。
最低一週間続ければ、朝決まった時間に起きられるでしょう。





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