20220201:爺グロリアスの回:感謝
マリエラセス暦3897年2月1日紫曜日、
C'mon諭の皆が居る世界も2月1日、グレゴリオ暦2022年火曜日。
「かけがえのない友、刀畿へ
お疲れ様。
本日の土産の薔薇の実を置いておくから
間食にすると良い。
ああ、
此方の君も1月末までぴたぴた働いていたね。
それこそ、
あたまおかしいんじゃないかと思ったものだよ。
でも、そうか、そうだよなぁ
唯一無二の主を亡くしたのだものなぁ。
此方でも、
聖霊の加護の下
専任鍛冶師として君がお仕えした
第18代ワケイザ国王が24歳で夭逝なさってから、
君は下士官兼部隊付き鍛冶師として
五年ずつの任期を
休みも挟まずにずっと引き受け続けていたと聞いた。
何処の国でも君の働きは高く評価されていたから、
父が何としてでも
士官となる私につけたかったのだと言っていたよ。
私はと言えば、
日に日に噂に違わぬ君の如才無さを
身をもって知るにつけ
文字通り脱帽したものだった。
感謝しているよ。
霊魂で生き残ったら、
休日の度に※昇天※するまで旅し尽くそうな。
※殻持たぬ青海の星では
死ぬ事を昇天とか成仏とか言うんだ。※
ミュツール共和国立植物園で新しい薔薇の利用法を知った爺グロリアスより」
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