コミュニケーションは勝てば勝つほど孤独になる

選挙があるたびに言い続けていることですが、強い言葉・激烈なメッセージというものは「もともと支持している人」には響くのかもしれませんが、無関心な人には「脅威」に感じられてしまうことが多いです。

ビジネスの世界でも多いのですが、相手を言い負かすことに命を懸けている方は確実に嫌われ、孤独になっていきます。言い負かされた方は面従腹背、復讐の機会を虎視眈々と窺うようになります。

「私はあなたの意見には反対だ、だがあなたがそれを主張する権利は命をかけて守る」S・G・タレンタイア(Stephen G. Tallentyre)の著作『ヴォルテールの友人』より

相手を尊重するマインドを持ち合わせているか否か。それとも相手を屈服させてマウントを取ることが目的なのか。

そのマインド、スタンスこそが、相手を協力者にするのか、敵対者にするのかの分かれ目になるのでしょう。

もちろん厳しい言葉で戦わなければならない時もあります。それは相手が明確にこちらを侵食しようとする「敵」である場合。ビジネスにおいて多くのケースは理念・想いを共有できる「味方」のはずです。「協力者」になってくれたほうが良いに決まっています。

コミュニケーションは勝てば勝つほど孤独になる。

これは「負けろ」と言ってる訳ではありません。

相手を打ち倒そうとする前に、協力してもらえるようなコミュニケーションを考えてみませんか?



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