選択の難しさと楽しみ〜D944第1楽章をどう閉じるのか?
緩急の対比の考察材料としてK.588序曲は興味深い。
2/2andanteとprestoの緩急構造でできているこの曲だが、その終結部直前で冒頭の「緩」部が再現される。だが、その緩部再現は冒頭の倍の音価て記されている。つまり、この2/2andanteと2/2prestoの関係は2:1の関係出できていることが分かる。
つまり2/2andanteの1拍(2分音符)は2/2prestoの小節ひとつ分に相当するということが分かる。andante が遅すぎると急部prestoの生命感は死