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本州一周ヒッチハイク2日目(その2)初対面の女性に全裸を見られた話


みなさんこんにちは。

初の宿泊!?がしかしその彼女に全裸を見られて家を追い出される。(壮大なネタバレ)


本日はその全貌をご覧ください。

前回の記事はこちら


ポニョの聖地、鞆の浦で野宿するかと思われたその時、背水の陣で声をかけたカップルがなんと

広島からの観光客

帰り道に乗せてくれる事に。


1時間ほど、彼らの観光が終わるのを悠々と待って。

いざ、相乗り!

さよなら鞆の浦!

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話を聞いているとカップルでは無くて、高校時代の友達だったよう。

広島まで遊びに来たから、鞆の浦に観光に来たみたいだ。

年齢は一つ上くらいで、ほぼ同い年。

会話も弾む。


あっという間に広島到着。


鞆の浦→広島


女性の方は地元に帰るらしくここでお別れ。

楽しいひと時をありがとう◎


そして、広島に住む男性の方から


「家でシャワー浴びて、今日泊まって行きなよ!」

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シャワーと宿。確定!!!


まじでまじでまじで。

心の底からありがてえ。

その日あったばかりの人を家に泊めてくれるなんて。

どーやったらそんな広い心を持てるのだろうか。

シャワーを浴びたあと、体にオイルを塗ったり塩を塗ったり食べられたりしないだろうか。

いやそれくらいされても、おかしくないくらいに優しい。

おかしい。日本。

すごい。

日本人大好き!


ありがたくシャワーをお借りする。

実はお察しの方もいると思いますが昨日はシャワーを浴びてません。

できる限り体はきれいにしておきたいが、できない時もある。


乗せてくれる方には大変大変申し訳無いのですが、、、、

だからこそ。

シャワーはとても貴重なのです。


「シャワー借ります!」


「タオル。これ使って。ほな俺夜ご飯買ってくるな!」


おいおいおいおい、、、

今日あったばかりのやつを家に一人にさせるのは流石に危なくないか?

と思いつつまぁ悪いことはするつもりは一ミリもないのでシャワーを浴びる。



お湯。最高だ。


汚れと共に、昨日からの疲れも一気にとれる。


シャワー神だぁ。


明日も浴びれますように。

と鼻歌混じりにシャワーを浴びていると


「ガチャ」


彼が帰ってきたみたいだ。


「ダッダッダッ」


こっちに足音が近づいてくる。



どうしたんだろう?



「ガガッガッ、ガチャッ」



お風呂の扉が開く。



僕は半目で目を開けるとそこには、、、、


初めましての女性の姿。


もちろん僕は全裸。

すべてを初めましてしていた。
 


3秒ほど、お互いに目を合わせながら沈黙が訪れる。



3秒後、僕は訳もわからずとりあえず初めましてしている部分を隠して



「すす、すみませんっ!!!!!!!」



とりあえず良く分からなかったが、謝った。



女性。無言で走り去る。


僕。立ち尽くす。


なんだかわからないけど僕の頭でいろんな憶測が一瞬でよぎった。もー頭フル回転。


そして一つの仮説が浮上する。


恐らくあれは、男性の彼女。

彼女は、おそらく彼氏が入っていると思い帰宅した後、お風呂を開けた。

するとそこには見ず知らずの男が。

その後立ち去る。









「ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう。」


最悪の場合、僕ならそのままお巡りさんに直行する。


だって、変な男が彼氏の家でお風呂に入ってるんだもの。

しかも、全てを初めましてしてるんだもの。


速攻でお風呂から上がり彼氏に連絡。


「やばいとこが起きた気がします!!!とにかく早く帰ってきてください!!!すみません!すみません!!!!」


藁にもすがる思いで助けを求める。


この地球上に彼以外

僕の味方してくれる人はいない。


数分後。


とんでもなく曇った顔で彼氏帰宅。


事情を説明。


彼氏さんからは

「すみません、今日泊めてあげられない。彼女に怒られました。知らんやつを家に勝手に入れるなと。」


そらそうですよね。。


彼氏さんは悪くないです。謝らないで。




こうして僕は、一度得た寝床を一瞬にして失うのであった。



「お詫びに、飲みに行こう!奢るよ!」


彼はどこまで神様なんだろう。


愛する彼女に全裸をさらけ出した男がいたら僕なら問答無用でぶん殴る。


それなのに彼は飯を奢ってくれる。


多分先祖が、行基だ。もしくは聖徳太子。


とにかく限りなく仏に近い存在。


きっとそうだ。でないとおかしい。



「彼女と話すから後で連絡する!」と一時お別れ。


僕はそべちゃんに連絡する。


彼も広島についていた(奇跡か?)


2日連続会えるとは。


本当に僕らは幸運だ。


するとラインがもう1件。



地元の友達、たけしから。

「今ヒッチハイクしてて、広島にいる。たいちも広島にいるんやろ?飯行こうよ!」


「????????」


わけがわからなかったが、どうやら地元の友達のたけしは僕がヒッチハイクしているのを見て、友達と広島までヒッチハイクできたらしい。


どんな行動力やねん。


広島に4人のヒッチハイカーが集結した。

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広島に4人もヒッチハイカーがいたのはこの日以降、100年間無かったそうだ。


一瞬で4人が意気投合。


ヒッチハイクトークで大盛りあがり。


さっき家に入れてくれた彼にも事情を説明すると、

「それなら友達連れてくわ!!!」


もうなんかわけが分からなくなってくる。


人が人を呼んで。気がつけば大所帯。

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ほとんど知らんやつばかりで酒を飲む。


出会いって不思議だ。


エネルギーが溢れると、そのエネルギーに人が寄って。


大きくなってまた人が集まる。


その繰り返し。


この日も思い出に残る一日になった。


2日目が終わる。


この日は二人でネットカフェへ。

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節約の為、二人一部屋。


それでも僕らには十分すぎる。


お金は無いけどお腹も心もいっぱい。


命の恩人の大事な人に大事な所を見られる事件はあったものの(大事件)

大満足で2日目を終えた。


明日は広島県を満喫します!









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