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島の洋服事情(20代女子)

島にいると、お洒落にキメこんでいる方が恥ずかしいというか、ワンピースやハイヒールといった煌びやかなスタイルが浮いてしまうように感じる節がどことなくある。
「そんなに粧し込んでデートか?」
「今日はそんな服来てどしたん?」
という声が聞こえて来そうである。
私が勝手に思い込んでいるだけかもしれないが、農道ばかりで、ヤッケや作業着のおじちゃん、おばちゃんばかりの島で、街的なお洒落をするのはなんだか違って、せっかく島にいるのだから、『服も心もラフでいたい』と私が思っている節もある。そのまま海で遊べるような。




そんな私の島に来てからの洋服事情は、
島着…チチカカ            街着…nico and
である。

理由として、
①島に単身移住し、馴染みやすい格好
②時間を使わないため。(時短)
③必要以上に持たないため。(ミニマリスト)
がある。
私は元来ファッショニスタでも、洋服に興味があるわけでもなく、ファッション誌という小洒落た本は、美容室で数ヶ月に1度パラパラ捲るくらいなものである。

① 
今思えば、もともとエスニック調が好きではあったが、島に単身移住し、どこの誰かも知られていない23歳の女子が、島に馴染みたい一心で、島に溶け込みやすい服装としてチチカカを着たのもある気がしている(島には季節労働者が毎年訪れていて、その人たちはヒッピースタイルというか、エスニック調の方が多い)。

② / ③
洋服に時間を取られるのが嫌なので、島着はチチカカのTシャツに、総柄のパンツでいることがほとんど。街着は大体がnico andで揃えていて、月に1、2度のことなので、2セットで着まわせるくらいの感じでいる(ミニマリスト気質のため)。

服も色々な店で買うのが好きじゃないので、気に入りの1、2店舗しか行かない。

今も、チチカカスタイルは楽で心地もいいので着続けている。もともと洋服に興味はないが、チチカカやマライカのようなエスニック調や民族的な店が好きだったり、過去にヒッピー文化を調べたり、敬愛するのがヨシダナギさんである私。


埼玉にいた頃は雑貨を買う程度で、総柄のズボンやエスニックな服を着たいと思うことはなく、H&Mやユニクロなどのファストファッションブランドで調達した黒スキニーと無地のトップスが、私のマストだった(無難!)。
※ 過去のInstagramにあった写真。

それでも、たまにはこういった服も着ていた
(今でもお気に入りのGAPの服)。



ここまで書いて、別に島じゃなくてもエスニックな服を着ればいいじゃないかという、読んでくださった方の声が聞こえてきそうだが、これは私のマインドの問題で、
島 = お洒落 < 生活 (島暮らしに合った服)
街 = お洒落(都会的な自分と服)
という形で私が分けたいのだと思う。

そして、島と、島での暮らし方が好きでも、月に1度はショッピングモールをふらふらしたいし、31アイスクリームやタリーズにも行きたくなる。それに、お洒落に無頓着気味でも、いつもより気取った洋服を着たい時もある。そんな感じだ。

けれど、チチカカスタイルをやめる可能性も大いにあって、それは突然やって来るか、洋服が傷み出した頃だと思う。そうなったら、黒スキニーの無難スタイルを仕事着にして、ちょっとお洒落なラフな街着を島でも着てみたいと思うし、その頃には、『島だからこそお洒落を楽しもう』という心持ちに変わっている可能性も大いにある。

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