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カレーも島暮らしも、スパイスから作るよりルーで作ってアレンジしたい。

山盛りに貰ったトマトをマジックブレッドという優秀なミキサーもあるし(先月、喧嘩した道すがらにあった電気屋で買った)、トマトチキンカレーにして沢山消費しようと、創作カレーに勤しんでいた日暮れのキッチンで頭に湧いてきたことを書き残そう。

カレーも島暮らしも、0から作り出すのではなく、ベースの既にあるところで我流にアレンジしていたいのが私で、今までこのことを上手く言葉にできず、自分の中でもかみ砕けていなかったのだけれど、カレーに例えたら分かりやすくて、明確に言葉にできる気がして、このnoteを書いている。

まず、私は0か100かの人間で、天邪鬼で感情の起伏も激しくて、子供のまま大人と呼ばれる年齢に達してしまったみたいなところがある。

多分、カレーをスパイスから自分で調合してググって試行錯誤作るのは、途中で飽きて100%のスパイスカレーは作れない気がする。0から生み出して微妙な出来だったり、失敗しようものなら、2度とスパイスカレーを作ることはないだろう。

島暮らしも、移住者に多い自分で畑を開墾しての農作業がしたいわけではなくて、小さな庭で家庭菜園ができたら満足で、島に移住したからといって(NPOの活動のお手伝いで島のPRに出たり、市の移住促進のインタビューに出たり、細々と自分の経験が少しでも役に立てば力になりたいとは思うけれど)、自ら何か大それたことを成し遂げたいという思いはない。
たいていの人が移住する際、「何がしたい」という目的や志しを持っていて、私には皆が持ち合わせている明確なそれが無かったので、「なぜこんな辺鄙な離島に、わざわざ埼玉からひとりで23歳の女子が移住してきたのか」をよく聞かれたが、上手く言葉にできなかった。実際、何がしたいという明確な移住目的というのは無かったし、たまたまテレビで見て、ここしかないというようなすがるような気持ちで飛び込んだというのが答えで、都会より田舎が自分には合っているような気がして、自然の側でスローライフをする方がいいとあの時思ったからで、そんな理由で移住したっていいのだ。

一から自分で試行錯誤、失敗を繰り返しながら大きな成功を掴むより、心優しき先人から教わりながら小さな幸せを摘んでいたい。
そして、5月から始めたこのnoteを通じて、読んでくれた方々に島暮らしを少しだけ知ってもらえたら、何か感じてもらえたら、私なんぞ十分だと思う。


最後になったが、私は市販のルーを使い、アレンジ(隠し味)として大蒜チューブとおたふくソースを入れている。

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