MizuUmi

父の介護&看取りのあと母の介護中。大切なのは冷静と情熱と覚悟と勇気。清濁善悪光闇といっ…

MizuUmi

父の介護&看取りのあと母の介護中。大切なのは冷静と情熱と覚悟と勇気。清濁善悪光闇といった対極の性質含め何でも全ていつかどこかの自分の可能性の一部。思いやり=想像力。自分の良心に照らして思いやりと慈しみと感謝と尊敬の心を忘れずユーモアのエッセンスも携えて全力日常生活。

最近の記事

経管栄養の手順(実践編その7)

母の住まいを片付けるため、週に2、3回、母宅へ通っていますが、片付けというものは、頭も体も使うようで、だいぶ疲れてきました(笑) お金払って業者に丸投げ、という方法もありますが、やはり私にはそうはできなくて、目を通しながら進めています。私たち姉妹の臍の緒とともに、母自身の臍の緒もあったり、私たちの成績表だけでなく、母の国民学校の成績表や卒業証書、当時も卒業を前にサイン帳を回してたらしく、そんなのも出てきたり、ということは結婚するときに持ってきたんか?と思ったり。そういうものが

    • 経管栄養の手順(実践編その6)

      皆様、こんにちは。 長らく間が空いてしまいました。 年明けから地震や事故など、心穏やかではいられないような2024年の始まりとなりました。お亡くなりになられた方々には心よりお悔やみ申し上げるとともに、被災された方々へ心よりお見舞い申し上げます。安心して生活していける日々が少しでも早く訪れるようお祈り申し上げます。 私たちは地球からたくさんの恩恵をいただいて、生きて暮らして生活を営んでいます。地球は活動的な生きている星、その地球の上で暮らす私たちが地球の大きな活動から逃れるこ

      • 経管栄養の手順(実践編その5)

        前回の白湯投与に続いて、栄養です。 上記写真の経腸栄養剤(経管・経口両用)ラコールNF400ml(400kcal)、これはそのまま点滴棒に吊り下げることができるので便利です。 入院中は別の栄養剤で(名称は忘れました)、200ml入りの四角い紙パック×2個、ハサミで開封し、白湯が終わったら、白湯を入れていたボトルに栄養剤を流し入れ投与しました。退院が決まった時点で、ラコール200ml入りのパック×2個に変更されました。栄養もお薬と同じように処方箋を出してもらいます。入院中使用

        • 経管栄養の手順(実践編その4)

          お薬投与に続いて、白湯投与です。 ボトルにチューブをつなぎます。写真右方、紫の部分に付いている小さな白い丸いダイアル(正式名称はローラークレンメと言います)で滴下速度を調節します。水分がポタポタ垂れることを滴下と言い、滴下速度をこの白いダイアルを回して調節していきます。 ダイアルを一番下にすると栓を閉めている状態で、水分は流れません。ダイアルを下から上へ上げるほど、滴下速度が増して、一番上にすると全開、途切れることなくツーッと流れます。 写真では、ダイアルは一番上にありま

        経管栄養の手順(実践編その7)

          希望であり光であり

          羽生結弦さん お誕生日おめでとうございます。 ずっとずっと そして いつもいつも 全力のフィギュアスケートを届けてくださって どうしたら誰もが傷つかずにいられるか精一杯考えて言葉を紡いでくださって 自分の表現で 誰かの何かのほんの少しでもいいから 前を向くきっかけになったらいい と思って がんばり続けてくださって 本当にありがとうございます。 私の母は89歳、今は寝たきりです。 その昔、母と私で親子スケート教室に参加して以来、母はスケートが大好きになり、その後、アイスダン

          希望であり光であり

          経管栄養の手順(実践編その3)

          前回は、聴診器でお腹の音を聞いて、カテーテルが食道を通って胃まで到達していることを確認しました。 この4ヶ月の間に一度だけ、カテーテルがビョ〜ンと20cmほど鼻から飛び出していた朝がありました。 そういうことのないように、母には手作りミトンをしてもらってますが、カテーテル出てる事件は話は聞いていたので、これか!と。寝てる間に何となく手が触れたら何となく引っ張ってしまったりするのでしょうね。 緊急の時はまず訪問看護ステーションへ連絡します。訪看さんからクリニックへ連絡してもらっ

          経管栄養の手順(実践編その3)

          経管栄養の手順(実践編その2)

          鼻から入れてあるチューブの呼び名ですが、体内に入れるチューブはカテーテルと言うようです。私はついつい一緒くたにチューブと呼んでしまいますが、ボトルに付けるのはチューブ。お鼻から胃まで通すのはカテーテルです。 経管栄養を始める前に、カテーテルがきちんと胃まで入っているかを聴診器で確認します。万一、カテーテルが気道へ入っていたら、白湯など入れてしまうと一大事になるので、カテーテルにシリンジを繋いで、空気を送り聴診器で胃の音を聞いてポコポコ(コロコロ、グルグル、グゥ~など)という

          経管栄養の手順(実践編その2)

          経管栄養の手順(実践編 その1)

          母は、経鼻の経管栄養です。 経管栄養というと、胃ろうを連想される方も多いかもしれません。実際、入院中、胃ろうという選択肢もありましたが、諸事情により、入院当初お鼻にチューブを入れてお薬やら栄養やらを入れてたそのままの、経鼻経管栄養のまま、退院しました。その経緯は別記事で書きたいと思います。 母は、1日2回、1回に付き400kcalの栄養を摂取します。1日で800kcal、少ないようですが、入院中は1日3回で1200kcal、寝たきりで運動量が少ないため、だんだんと太ってい

          経管栄養の手順(実践編 その1)

          経管栄養の手順

          こんにちは。 寝たきりの母の経管栄養の手順を書き留めたいとずっと思いながら、毎日のことなので、これもあれも書いておきたいと思いつくことはいろいろあれど、気づけば、そろそろ4ヶ月が過ぎます。 父は脳梗塞で認知症となり、自宅での看取りまでの11年を介護しました。 その後、半年後に母が脳梗塞で同じく認知症となり、あれからもうじき丸9年。この春に脳出血で寝たきりになり嚥下障害で経管栄養となりました。 自宅で寝たきり経管栄養の介護なんて無理絶対無理と思っていましたが、おかげさまで出来て

          経管栄養の手順