箱根駅伝予選会2024についてオタクなりに考えてみた。
このブログにたどり着いたあなた。おはようございます。こんにちは。こんばんは。
ただの雑食オタク。Aと申します。
さっそく、題名通り箱根駅伝予選会2024についてお話ししたいと思います。とても長文です。目次を活用ください。
箱根駅伝予選会のルール
そもそも、箱根駅伝予選会のルールを皆さんご存知でしょうか?
駅伝ファンの中でも、予選会にあまり出ない大学を応援している方だとわかっていない、という人がいるのではないだろうか。(この一文に対して、駅伝ファンの皆様怒らないでくださいね。)
各校12名までが21.0975kmを走る。
タイムが集計されるのは上位10名まで。
合計タイムの上位10校が本大会出場出来る
競技方法について(一部抜粋)
① 競技中、身体の故障により競技を続けることが困難となった場合は、最寄りの競技役員に申し出て、指示を受けること。
② 競技者が競技中にケガ、疾病等によって走行困難となり走行、立ち止まり、横臥(横向きに寝ること)等の行動に移った場合、本人がなお競技続行の意識を持っていても、審判長に失格を宣告された場合は、直ちに競技を中止しなければならない。なお、医務車には医師が乗務し、15.5km地点・フィニッシュ地点には医師が待機する。
③ 競技者がコースから離脱した場合、その後の競技続行は認めない。
④ 競技者が飲食物を予め携帯することは認めない。
⑤ 競技者は主催者が用意する給水を除き、競技中にいかなる助力も受けてはならない。ただし、競技役員が状態を確認したり、安全を確保したりするために一時的に競技者の身体に触れても助力とはみなさない。
給水について
① 給水所は 8km・13.5km・17km 地点付近に設置する。
② 給水所は、選手の見通し確保のため、前後 50m の立入りを制限する。
③ 8km 地点は、各大学の給水は紙コップで実施、フリースペースの給水はペットボトルで実施する。 13.5km・17km 地点は、紙コップおよびペットボトルの両方を用意する。
④ 13.5km 地点(市街地)および 17km 地点にはスポンジも設置する。
⑤ 8km 給水は各大学の給水員(3 名以内)が行う。給水員は担当の学連幹事の指示に従うこと。
⑥ 8km 給水地点には 1 大学につき 1 台の机を設け、あらかじめ大学ごとに机の割り振りを行う。選手は 自校の机から給水を行うこと。なお、各大学の識別を図るため、各校 1 本のぼりを掲示すること。また、 8km 給水地点の最後にはフリースペースも設け、主催者で給水を行う。
⑦ 13.5km 給水(市街地・公園内)および 17km 給水は主催者で行う。
⑧ スペシャルドリンクの使用は一切認めない。主催者が用意した水を使用すること。
⑨ 給水後のペットボトルおよびスポンジの投棄は他の競技者の走行の妨害とならないようにすること。
詳しいことは下のPDFを確認してください。
まとめると
予選会の競技注意事項などによると、役員以外は、コース内立ち入りが禁じられており、選手は、役員以外から助力を受けてはいけない。救急車を呼ぶときは、一刻を争うとき以外は、大会本部などの許可が必要だとされている。
このことは後々重要な意味を持つため、全て太字にさせていただきます。
箱根駅伝予選会2024の結果
この記事を発見した人は、ある程度知っていると想いますが、一応わかりやすくするためにも明記しておきますね。
1位 10:52:36 立教大学
2位 10:53:39 専修大学
3位 10:54:06 山梨学院大学
4位 10:55:58 日本体育大学
5位 10:56:01 中央学院大学
6位 10:56:03 中央大学
7位 10:56:53 日本大学
8位 10:58:53 東京国際大学
9位 10:59:12 神奈川大学
10位 11:01:25 順天堂大学
以上上位10校が2025年1月2日、3日に行われる箱根駅伝本選に出場が決まりました。
箱根駅伝予選会2024は異常
今回の箱根駅伝予選会は、異常だらけでした。
例年の予選会は、気温17℃ほど。
しかし、今年のスタート直前の気温は、午前9時で23.2℃、また日差しも強いコンディション。10時で24.2℃まで気温が上がった。テレビ解説では、昨年まで神奈川大学の監督を務めていた解説の大後栄治さんは「長くここにきているんですけれど、過去最悪のコンディションじゃないかなと思います。厳しい戦いになるんじゃないかなと思います」とコメントしていました。
43大学から509人が走ったが、通過校の選手を含む10人が途中棄権やタイムオーバーでの失格に。予選会突破のボーダーラインとなる総合タイムも、距離がハーフマラソンになった2018年以降では最も下がりました。
このようなコンディションのため、このような動画が拡散されました。
ちなみに、この選手はちゃんとゴールし、大学も箱根駅伝本選に出ることが決まっています。
なぜ観客が助けられないのか
上記のような状況に陥った場合、観客はなぜ助けてあげられないのか。
皆さん、太字でこの文章が重要な意味を持ちます。というルールを覚えているでしょうか?
予選会の競技注意事項などによると、役員以外は、コース内立ち入りが禁じられており、選手は、役員以外から助力を受けてはいけない。救急車を呼ぶときは、一刻を争うとき以外は、大会本部などの許可が必要だとされている。
こちらです。
もし、仮に観客が助けてしまった場合、その選手は棄権。予選会は12人のうち上位10人のタイムが重要となるため、1人でも欠けてしまうと、箱根駅伝に出られないんです。
「命の方が大切だろ!?」という意見は一旦辞めてくださいね。現状のルールを説明しているだけです。
箱根駅伝に出場するために
箱根駅伝に出場するために、彼らは夏休みのほとんど、合宿しています。
例えば、青学の合宿。文章の一部を引用させていただくと、
とあります。
また、こちら予選会1位通過した立教大学の合宿の1日の様子が、YouTubeに載っています。
箱根駅伝に出るため、箱根駅伝のために、みたいな気持ち、これまでの努力が選手にはあります。それをわかっているから、私たち観客、駅伝ファンは何も手が出せなかったのです。(命の方が大切なのは観客皆さんわかっています。)
じゃあ、判断できる大学関係者や大会関係者が来るべきではないか。それもまた難しいのが、この大会です。
会場内の電波状況
会場内の電波状況が非常に悪いのが、この大会です。この電波届かない問題は有名で、会場にいる人は、LIVE配信が行われているTVerを見ることも出来ず、何なら電話も通じない。というのが毎年恒例となっています。
このことから、必要なときに、大学関係者が中々呼べない、という最悪な状況になっています。
主催者に提案
一個人の駅伝ファンが主催者である関東学連にはこのようなことを提案したいと考えています。
① 走る人をチーム内12人じゃなくて、14人とか15人とかにしませんか?タイムは上位10人で構わないので。
② 心拍などを図るスマートウォッチの導入
③ 500mほどに1人、大会関係者の設置
④ 会場内の放送を活用し、棄権する、などの情報共有をしっかりと行う。
→棄権するという情報が流れたら観客でも助けられるようにする
まとめ
私たち駅伝ファン、大学関係者、大会関係者、そして、世の中全ての人が天候に驚き、ルールに驚き、結果にも驚いた今年の箱根駅伝予選会。
このnoteを見たり、様々な人のツイートを見て、主催者である関東学連にはルール改革を行っていただきたい、という一個人の意見です。
また、様々な方は、命の方が大切ということはわかっている、ということを再三と言っておきます。
このような長文ブログをお読みいただき誠にありがとうございました。また、引用させていただき、ありがとうございます。
箱根駅伝予選会、箱根駅伝、全ての駅伝が厳正に、選手ファーストとなり、選手の命を大切にする大会となりますように。
そして、様々な人から愛される大会となるようにお祈りさせていただきます。
これにて、失礼いたします。
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