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脳内ゲームオブザイヤー アーカイブ '19

第36回の脳内ゲームオブザイヤーは西暦2019年。
2021年から振り返ると2年前。おととしの出来事だ。
2010年代がいよいよ終わる。すっかり「最近の出来事」になってきた。

Switch Liteが登場

2019年に登場したゲーム機はSwitch Lite。
ジャンルによっては便利な携帯専用機。
でもJoy-Conが外せなくて、L側のボタンが十字キーになっちゃったので縦画面のゲームを本体縦向きで遊ぶことが非常にやりにくいのは残念。
家庭用以外だとVR端末としてOcuras Questが発売した。
VR端末としては安くて使い易い!という触れ込みだったようだけど。
VR界隈の専門家やマニアを除いて、お茶の間の一般人、お父さんお母さんには全くと言っていいほど浸透しなかったよね。発売したというがどこで売ってるのか、そもそも何なのか、パソコンとつなぐものなのか。全く知らん。2016年がVR元年だとすると2019年はVR4年ということになるが、まだまだこれから感がある。がんばってほしい。
あとGoogle Stadia(北米)やApple Arcadeもサービスを開始した。

ゲームソフトだと、Switchは「ポケモン ソード/シールド」「リングフィットアドベンチャー」PS4は「キングダムハーツ3」「モンハンワールド:アイスボーン」がヒット。
スマホだと「ドラクエウォーク」がサービス開始。
ゲーム以外だと平成天皇が生前退位して上皇となり、元号が令和になった
平成女学院的な名前の風俗店の改名ラッシュがあったとか。
ラグビーワールドカップが開催。「ONE TEAM」が流行語に。
映画は「アナ雪2」「実写版アラジン」「翔んで埼玉」「シティーハンター」「ミュウツーの逆襲のCG版」など。
TVアニメは「5等分の花嫁」「かぐや様は告らせたい」「ダンベル何キロ持てる?」「ハイスコアガール2」など。

スマートフォンはiPhoneで言うと11、Pixelでいうと3aのころだ。楽天モバイルのアンドロイド端末OPPO Renoも使ってる人けっこういたね。
アプリゲームだと「シャニマス」「ドクターマリオワールド」「ワールドフリッパー」など。このころに開始したゲームで、いま(21年末時点)もうサ終してるものも少なくなくてスマホアプリ業界の世知辛さも感じる。

2019年 ノミネート作品

  • ジャッジアイズ(PS4)
    「キムタクが如く」とも呼ばれてるアクションゲーム。
    龍が如くのエンジンで作られた探偵のゲームで、主人公は木村拓哉。
    CGモデルは超そっくりで声も本人が当てている。
    重要な敵役にピエール瀧が出ていたり(後期ロットは別の人物に差し替えられた)、キムタクが調査のためとはいえ女性にどんなパンツ履いてるか聞く場面なんかもあったりして、色々きわどい内容。

  • デス・ストランディング(PS4)
    小島監督の作品。コナミを離れ、独立後初の作品ということになる。
    遠い未来、文明が廃れ人と人との繋がりが失われてしまった世界が舞台。街から街へ物資を運ぶ、運び屋のサム(ノーマン・リーダス)の活躍を描く。

  • SAMURAI SPIRITS(令サム)(PS4)
    サムスピシリーズの完全新作。副題がついておらず「サムライスピリッツ」というシンプルなタイトルに。それだと初代と同じ名前になっちゃうのでファンの間では令和のサムスピってことで「令サム(れいさむ)」と呼ばれる。
    コンボはあまり重要ではなく、大斬り一撃でズバッと体力半分!みたいな要素は割とあって、サムスピらしい緊張感が味わえる。楽しい。

  • ケツイ Deathtiny 〜絆地獄たち(PS4)
    2002年にゲーセンで稼働した弾幕シューティングゲーム「ケツイ」の移植版。モードなどがたくさん追加されてやりごたえ満点。
    難易度の低いモードもたくさん追加されており、初心者の入り口にも最適だった。

  • エスプレイドΨ(サイ)(PS4)
    1998年にゲーセンで稼働した弾幕シューティングゲーム「エスプレイド」の移植版。家庭用ゲーム機初移植。上記ケツイと同じメーカー(M2)による移植で、筆者はこれ買っていい出来だったので基板売ってしまった。

  • メガドライブ ミニ
    ここの所続いていた「懐かしのゲームがいっぱい入った小さいハード」のうちのひとつ。セガのメガドライブのソフトが遊べる。
    ファミコンやスーファミのやつより出来がいい。ゲームの内容は当時まんまだけど、ユーザーの思い入れや需要に対して、足回りの心遣いや、タイトル選定のセンスが良かった。

  • ポケットモンスター ソード(Switch)
    ポケモン完全新作。新たな舞台となるガラル地方で、これまで会ったことのないポケモンたちとの出会いが待っている。
    ポケモンが巨大化して強くなる「ダイマックス」が初登場した。
    ジムリーダーと戦う時、サッカーのユニフォームみたいなのを着るのも特徴かも。

  • スマブラSP(Switch)
    ニンテンドウ64からシリーズが続いている「大乱闘スマッシュブラザーズ」の新作。シリーズで言うと5作目かな?
    登場キャラクター数が圧巻で、任天堂のゲームのみならず他社のキャラも多数参戦している。やがてこのシリーズはゲームの歴史すべてを網羅していくのかもしれない。

  • リングフィットアドベンチャー(Switch)
    テレビで宣伝しまくってるのでみんな知ってると思うけど、Switchで筋トレができるゲーム。
    Wii Fitのときよりもゲーム感が増したなと思う。
    しばらく品薄で、なかなか手に入らなかったのを覚えている。

  • ダウンタウン熱血物語SP(3DS)
    3DSのパッケージソフトで筆者が最後に買った1本。
    ”くにおくん”シリーズの3作目である「ダウンタウン熱血物語」のリメイク。…リメイクというよりむしろ「再構築」タイトルであると思う。
    リアルタイムに時間が過ぎていく中、町内をあっちへうろうろこっちへうろうろ、規模が小さいながらもオープンワールド的に遊べる。
    マルチエンディングなところも面白い。

受賞作品

第36回、脳内GOTYは…

メガドライブミニです!

2010年代以降、おっさんターゲットの懐古商品があきらかに目立ってきた。

「ファミコン30周年」とかもそうだ。
当時小学生だった連中がアラフォーになって(管理職になって給料が上がって家庭を持ち…)お金を落とす対象として見られるようになったのだと思う。
まあその世代、氷河期・ロスジェネ直撃世代だけども。。。

ミニ系は、PS以外は一通り買って試したのだけど、メガドラミニは他のミニとはタイトルラインナップのそろえ方の思想が異なっており、段違いで良い出来だった。

ファミコン等の他のミニは「いまはもうゲーム機は捨ててしまいゴルフばっかりしてるけど、子供の頃はファミコン好きだったな」というやつに向けたラインナップで、超王道のタイトルしか入ってなかった。
もっというとVCで出てたソフトの再録ばっかりだった。

既にゲーム機全部捨てちゃった人はそれでちょうどいいだろうが、実機まだ持っててその王道タイトルは今でも大事に持っていますよ。という人にとっては、その王道タイトルはダブリでしかない。

メガドラミニは違った。
メガドラミニを楽しみにしてるやつはどうせオタク。
メガドラミニを楽しみにしてるやつはどうせまだメガドラを持ってる。
…ということをセガはしっかり把握していた。

人気ソフトはある程度押さえつつ、高騰してしまったレアソフトやマニア好きするソフトをズラリ揃えた。
さらには当時発売されず廃棄になったテトリスを再移植し、
さらに当時は開発すらされていなかった「ダライアス」を新規で移植するという離れ業をやってのけたのだ。

メガドライブで新作が遊べる(アーケードの移植だけど)。

おおむね平成元年に登場したメガドライブだけれど。
平成が終わり令和元年となるこの瞬間に、華麗なる復刻&新作リリースとなったわけだ。

去年ガロスペを脳内GotYに選んでしまって以来、昔のゲームを一番に選ぶのはなるべくよそうってずっと思ってて、今年はポケモンソードかなって思ったんだけど。

手に入れたときのワクワク具合が、ポケモンソードよりこっちの方が上だったので。

自分の心にウソはつけない。

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