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【2024 読了 No.36】『池上彰と学ぶ日本の総理19 山本権兵衛・寺内正毅』(小学館ウィークリーブック)読了。

雑誌なので、読了目標50冊の1冊に数えるのは卑怯な感じがする😅が、日本史の講師としては薄いながら豊富なネタを得ることができた。

【読了 No.35】の感想文で宣言した通り、今後は本職に関係の深い歴史の本ばかり読もうと思った。

ちょうど高卒の授業が第一次世界大戦に入ったこともあり、シベリア出兵について知りたかったので、この本を選んだ。

山本権兵衛は元々大好きだった。彼のエピソードは、愛妻家ぶりなども含めかなり知っていた。でも、山本権兵衛が酒もたばこもやらないこと、家庭菜園を営んでいたことは知らなかった。
海軍軍人出身の首相が家庭菜園‼️

質素で私利私欲のない軍人政治家。
やっぱ、ソンケー🥰しちゃう。
彼の生きる姿勢は、下手な啓蒙書よりインパクト強かった。

はい、私ごときが酒を飲むなんて、いけませんよねぇぇぇ😅
金輪際一切やめま~~~す🙇‍♀️🙇‍♀️🙇‍♀️

一方で寺内正毅は、初代朝鮮総督時代、酒もタバコも朝鮮産のものをたしなんだというのだが、このエピソード、なんかウ~ン🥴🥴🥴ちょっと違うんじゃね?って気分である。

ちなみによくある誤解なんだが、伊藤博文は初代(韓国)統監である。

伊藤はご存知のように1909年に安重根に暗殺されている。

韓国併合、つまり大韓帝国を植民地「朝鮮」にしたのは、伊藤の暗殺の翌年の1910年である。そのとき三代目(韓国)統監だった寺内正毅がそのまま初代の朝鮮総督に就任した

伊藤が朝鮮総督に就任したとしたら、それは幽霊👻だぞ~~~🤣

寺内正毅はシベリア出兵を決定した首相として知られるが、シベリア出兵を決めるまでの経緯が、とても詳しくて分かりやすかった。

シベリア出兵に対して、原敬が最も積極的だったという話をどっかの本で読んだが、初めは慎重論を唱えていたのだが、アメリカが孤立していたチェコスロバキア軍の救出を名目に共同出兵を提案したとき、掌を返すように賛成にまわったらしい。

この本だけ読んだときは、原のことを正直「節操ねぇな」と思ってしまったが、このシリーズの原の本を読むと、また印象が変わった。

チェコスロバキア軍の孤立の理由も詳しかった。悪いけど、チェコスロバキア軍に対する「気の毒」って気持ちは消えてしまった😅


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