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大久保雅士著『メンタリズム日本一が教える「8秒」で人の心をつかむ技術』(ダイヤモンド)読了。


紹介されているメンタリズムとやらのテクニックの多くがあざと過ぎて、使う気にならないってのが一番の感想だった。
本の冒頭のメンタリズムの実験も、私の場合は大いに外れた。
だから、メンタリズムとかいうものに対する興味もあまりわかなかった。

ただ2つ使いたいなと思うテクニックがあった。

一つは、「正直(ぶっちゃけ、実際のところ)どうですか?」と聞くことで、本音を出させる技術。
もう一つは、「ティーアップ効果」。効果的な相手の褒め方の一つで、他人にその人を紹介するときに使う。例えば「○○さんは、とても真面目な方で、私が尊敬している先輩です」と、間接的に褒める手法。
これは効果的だと納得はしたが、予備校の講師という仕事をしている限りは残念ながら使うことはない。

まぁ~本を読み通してよく分かったのは、相手の心をつかもうと思うのなら、テクニック以前にまず「共感」するべきってこと。
これ無くしてテクニックだけ使っても効果は無いってことだね。

この本を持って行った旅行先で、私に全く悪意を抱いてないハズなのに、悉く私の考えややり方を(笑いながら)否定する人に出会った。

特に参ったのは、うちの犬って誰にでもなつくんで、「呼んでみて下さい」って言って呼ばせたときの反応。
うちの犬が興奮しててその人に飛び付こうとしたので、瞬間に「座れ❗️」ってコマンドを出して座らせたら、「怖ぁ~~~い」って叫ばれてしまった。

昨年、埼玉県の玉淀湖近辺で、同じような場面で同じことをしたら、「わぁーうちの犬よりお利口だ」って小学生の女の子に言われたことを思うと、もうちょっと言い方を考えて欲しかったと思った。

私の犬への基本コマンドを「怖い」って言いながら、その人はお利口に座った私の犬を撫でていた。
「こんなに撫でさせてくれる犬、初めてぇー。目が綺麗♥️」って言っていた。

「こんなに(他人に黙って)撫でさせてくれる(お利口な)犬」なのは、厳しい躾がベースにあるからなんだよ。

「そこに気がつこうよ」って言いたかった😔。

「さっき『怖い』って叫んですみませんでした。ワンちゃんには厳しい位の躾が必要なんだって今分かりました。」
って素直に謝れたら、あなたは私の心をつかめただろうね🤪🤪🤪。

そんなわけで、この本を読みながら行った旅行先で、見事なる反面教師に出会えた。

私は、自分が間違ってると気づいたら素直に謝ろう🙇‍♀️と思った。

相手への共感に加え、素直さを身に付ければ、テクニックなんかなくっても人の心をつかめるだろうという気持ちを強くした旅行だった。

本📕を持って旅行をするのはいいね。
二重に思考が磨かれるし、二倍に学びが加速されたりするわけだから。

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