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【読了 2024 No.24】古谷経衡著『シニア右翼: 日本の中高年はなぜ右傾化するのか』(中公新書クラレ)読了。

「同じことばっかり繰り返してね?」

「ほとんど取材してないから、肝心の右傾化する中高年の生の声が出てこない」

そして、古谷経衡氏は、言葉の定義を厳格に狭めすぎる傾向がある。例えば、『「意識高い系」の研究』(文春新書)もそうだった。「意識高い系」や「リア充」の定義がやたら狭くて、私の回りにいた「意識高い系」の人たちがみんなその定義から抜け落ちてしまって。読む意味を失ってしまった。


この本でも、古谷氏は「シニア右翼」の定義をかなりしぼってしまっていて、私の姉は間違いなく中高年ネトウヨだったのだが、彼の「シニア右翼」の定義から早々と外されてしまった。


それで一度読むのをやめていたのだが、読者人として、読み出した本を途中で投げ出すのは良くないのではないか?と思って、読み直してみた。


読み直さなければ良かった………😮‍💨


次に読もうと楽しみにしていた、鈴木大介氏の『ネット右翼になった父』の一番肝心の結論をさらっと書いてしまっていたのだ。


いわゆるネタバレ。


読む楽しみを奪われ、私は号泣😭😭😭💦である。


もう、ほとんど営業妨害レベルの結論ネタバレである。



古谷氏の文は彼が思い付くままにどんどん脱線していく。論理展開がなく、内容が飛躍するからついていけない。

なんでシニア右翼の本なのに、政治批判や原爆の造り方や教育やアニメの話になるのか分からない。


もう、読みながら、「早く終われ~早く終われ~」と思っていた。


古谷経衡氏は、自分に声をかける人が自分のの著書を読まず、「YouTubeで観ました~」って、動画しか観てないって何回も書いているけど、

そりゃそうだ。

古谷経衡氏の本をまともに読んだら、古谷経衡氏なんか、まっぴら御免になるよ。

私はもう彼の名前を見るのも嫌だ。

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