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その答えは自分の中にある

 2020年12月19日。
 その晩、私は、大切な“問い”を手に入れました。

「うたさんは、これから何を書いていきたいと思ってるの?」

 やさしい笑顔でそう投げかけたのは、恋愛小説家の 池松潤さん。
#リライト金曜トワイライト や #SNSレーダーチャート診断 など、精力的に周囲に働きかけながら、様々な企画で場を盛り上げ、楽しませてくださるかたです。その晩に行われた #クリスマス金曜トワイライトZoom授賞式イベント後の懇親会、少人数のブレイクアウトルーム(部屋分け)で話しているときのひとコマでした。

 問いかけられたその時、頭が真っ白になりました。すっと答えが出なかったんですよね。「こういう文章が書きたい!」は話せても、「何を書きたいか」は話せなかったと記憶しています。
 そもそも、私は何で書いているんだろう? “何を”って、なんだろう?
 頭の中は、問いを問いで上書きしてしまうような混乱っぷりで、質問の核心を外した答えしか返せませんでした。

 これでいいのか? 私。

 

 エッセイとは呼べないほどの文章が多くて、たまに詩や小説もどきのようなものを書いて、私のnoteはまるで ごった煮。
 作品の形式(エッセイ/小説/詩/写真/レビュー/ハック系の記事など)、作品で扱いたいテーマ、作品で問いかけたいもの・・・何を書いていきたいのか、自分の胸に手をあてて考えていても、一向にまとまる気配はありません。

 お正月、小説やエッセイのかけらをGoogleドキュメントで書き散らしながら、自分の心に問い続けましたし、今も問い続けています。

 私は、何を書いていきたいんだろう?
 私の生きてきた記録? それは、誰かの役に立つのでしょうか? どうせなら、ちょっとでも誰かが笑ってくれたり、ほっこりしてくれたりするものを書きたいなぁなんて、おこがましいことを思ったりもします。

 

 

 話は変わりますが、今朝、目覚めてすぐに読んだ涼雨零音さんのnoteがとっても良かったので、ご紹介します。どんな目的地を持つかたにも、おすすめです。

 このなかに、こういう一文がありました。

 今やっているその創造的な行為の目的地はどこなのか。目指す完成形がどういうものか、ということ。

 読んだ瞬間、先ほど紹介した池松さんの問いと、この一文がパーンと結びついて、飛び起きました。
 よく聞く表現で言うと「刺さる言葉」というやつでしょうか。

 プロの書き手はもちろん念頭にあることなのだろうけれど、アマの書き手であっても、この「目的地」を定めることで得られるものがあるのではないか。
 そう感じました。

 ・・・とは言え、キョロキョロしてみたけれど、私の「目的地」はすぐに見つかりません。
 でも、それは私にしか探せない。きっと、書きながら見えてくるものもあるのでしょう。自分自身に問い続けることを忘れずに、書いていこうと思っています。

 

 

 すぐに答えが見つからない、自分自身への問い。
 その問いの答えは、きっと自分の中にあるのです。
 考えるきっかけを下さった方々に感謝しつつ、書きながら探していこうと思っています。

 なんてね、こうやって、うだうだ考えることそのものが楽しいんですけどね。答えを探す必要があるのかってことも、考えはじめたりしてね。(前提はどこへ行った?笑)

 さて。明日は、何を書こうか。
 それを考える、楽しい時間。

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