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好きになる順番を変えると

ジョージ・ガーシュイン(George Gershwinという人がいます。
演歌でいう古賀政男さんみたいな、”20世紀アメリカ最大・最高の作曲家"と言われる人です。

昔、ジャズクラブにいた頃、よーくこの名前を耳にしていました。
特にヴォーカリストの人が曲紹介でよく口にされていたのを憶えています。ガーシュインという響きの重々しさをカッコよく感じていましたが、ガーシュインさんの曲はこれ、とか知識は頭にストックされずここまできていました。

そんな僕が変わることに。
前回書いたジェイコブ・コリアー体験の中で
「次はジョージ・ガーシュインの曲です◯◯」とMCがあり、その演奏がすごくよかった。自分の中で小さかった「ガーシュイン」という名前が太字で上書きされ、YouTubeで「ガーシュイン Jacob Collier」と検索まで。
これが出てきた動画「Fascinating Rhythm - Jacob Collier」

「聴いたことある!」そして、カッコよくてスゴイ!
昔、聴いた時はこんな風に思わなかった。じゃあ、ガーシュインの曲、今聴けば「凄くいいんじゃないか?」と考えいろいろ調べました。
まず「SummerTime」がガーシュインさんの作曲と知ってびっくり、ちょうど先日ツイートをしたところだったんです

偶然のガーシュインさんつながり。
他にもいろんな曲を聴いてみるとどれもいい、確実に前とちがって感じ聴こえます。変わったのは、Jacob Collierを体験したこと。彼のライブにびっくりしたことでガーシュインさんの曲の聴こえ方が変わった。きっとこれも、以前から言わせていただいている「ジャズはまず体験」の良さなのでは。

好きになるための順番

ジャズを聴きたい、と思って起こす行動の順番って、
情報→(音源を)聴く→楽しい(かも/そうじゃないかも)→(行き止まる)
「誰かのオススメ」から始めると当たりハズレがあるだけでなく「楽しい」度合も小さい可能性が大きいのでもう一歩前になかなか進まず行き止まりに。
その順番を変えてみます。
楽しい→情報→(音源を)聴く→楽しい(に戻る)
出発点を「楽しい」にすると、情報を捜して聴いても良く聴こえるのでもう一歩まえに進みたくなり好きになれそう、ということ。
順番を代えることで好きなモノが拡がるってお得ですよ、きっと。

これは「楽しい」に出会うまで「気になる」くらいの情報との出会いは無理して自分の中に取り込もうとせず、どんどん流してもいい、とも言えますね。
溢れすぎている情報に押しつぶされず「楽しかったのでもっと」と思うまで流したままにしておく。
好きになる順番を変えることで無理する必要がなくなるのもいい思います。

それで、この「楽しい」に出会うためには「体験」がオススメ。

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今回、調べてみて、
ガーシュインは僕にとって「センスいいー」な音楽になりました。
1930年くらいの曲なのにすごく小粋でオシャレです。
聴き易そうなのをピックアップしてみましたのでよかったらどうぞ。

プリンスが絶賛した歌姫Kandace Springs(キャンディス・スプリングス) によるガーシュイン

家のキッチンというリラックスした雰囲気でも小粋でお洒落

艶っぽいですRebecca Ferguson(レベッカ・ファーガソン)「Embraceable You」

気品があって小粋、アコーディオンでガーシュイン


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以前書いた”鑑賞”はやめて体験”コチラもよろしければ


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