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”Perfumeはスゴイ”と思う人がジャズを好きになれる入口

スガシカオさんもこんなに悔しがるJacob Collierを体験してきました。

最初から(なんとステージに猛スピードで飛び込んで登場!)「今まで見たことありません」なJacob Collierワールドに圧倒された1時間強だったのですが、ライブ中、頭の隅にPerfumeが出てきていました、2年くらい前アメリカ、テキサスのイベントでのライブです。

広告・デザインをメインにした雑誌「ブレーン」で「そのときライブ会場で何が起こっていたのか?」という記事を見て「どうした?どうした!」と興味をもって持って観た映像です。

参考:そのときライブ会場で何が起こっていたのか? Perfume Live in SXSW

当時「パフュームだけど、もうパフュームじゃない」こんなツイートをして僕自身「すごい!」って思いましたし、これ以降、「Perfumeはスゴイ」という言葉をよく目にするようになりました。
今回、行く前からジェイコブ・コリアーライブについて「もう言葉もない!」「素晴らしい!」っていう称賛をいっぱい見てハードルがかなり上がっていたのに、実際のライブはそれを超えるスゴさ、この称賛はもしかしてよく言われる「Perfumeはスゴイ」というのと同じベクトルかも、と感じたのでした。
そこから立てたのがこんな仮説。 

Perfumeをスゴイと思う人はJacob Collierからジャズを好きになれる


Perfumeと Jacob Collierの共通点

めまぐるしく
四次元
最新のテクノロジー
チーム(Perfume)

これらは、Perfume Live in SXSWについて語られてた中で使われているワードです。これらがJacob Collierのライブにもあてはまるのです。

「 めまぐるしく」
ピアノ、ベース2台、シンセ2台、パーカッション、ドラム、ギター、歌を駆け回って演奏します。出ている音、声、フレーズは、めまぐるしく貼り付け、切り取り、重ねられ、曲が構築されます。

「 四次元」
リアルタイムに切り貼りされる音の構築は時間軸もコントロールされ、もう三次元では理解できない世界

「 最新のテクノロジー」
このインスタグラムのポストの通り、音の構築と同時に、Jacob Collierの後に映し出されている映像では音の重なりとシンクロした何人ものCollierが演奏していていて、彼の音世界が最新テクノロジーにて表現されます。

「チーム」
演出家、振付:MIKIKO
メディアアーティスト:真鍋大度
音楽プロヂューサー: 中田ヤスタカ氏 など
トップクリエイターで構成されるチームでPerfumeライブは作りあげられる、といいますが、ジェイコブ・コリアーもMCで本人からチームの紹介がありました。英語なので細かく理解できませんでしがた後で調べたところ以下のようなページが。

参考:ジェイコブ・コリア初来日ライヴ(パート3)~世界にひとつのハーモナイザーの秘密

ジェイコブを支えるこの3人のチームは、未来を作る戦士たちかもしれない。彼らを見ていると、なんかフェイスブックを作ったマーク・ザッカーバーグなどのテクノロジーに異様に強いグループを感じさせられた。

音をサポートしているのはMITのスゴイ方みたい。Perfumeと同様、すばらしいアーティストとクリエイターからなるチームがライブを作りあげます。
(今回の映像ではありませんがこちら↓でライブの様子は見られます)

こんな感じで共通ワードを持つPerfumeとJacob Collierのライブ。エレクトロミュージックとジャズ、ジャンルは違うのに共通ワードで語られる、そこにはどんな共通点が?

共通ワードが作るのは何

今回、Perfume Live in SXSWの映像を見ようと、ドキュメンタリー映画「WE ARE Perfume -WORLD TOUR 3rd DOCUMENT」を見たところ、
作中、あの OK Go がPerfumeのライブについてこう言ってます。

「はじめは普通のポップスだと思っていても
 とたんに彼女たちの音楽はアートなんだってわかる」

これを見てすぐにこう思いました、
「Jacob Collier体験もジャズなのと同時にアートだ」
そういえば、「DMM PLANETS art by teamLab」「未来の遊園地」など全世界を驚かせている猪子寿之氏率いるチームラボteamLabのイベント体験もまさしくアート。(偶然からもいれませんが名前の通りこちらも「チーム」なところが楽しい!)
Perfume体験とJacob Collie体験は「スゴい!アート」ということに。

どちらも「スゴい!アート」であるなら
Perfumeを”スゴイ”と思う方は、Jacob Collier体験をすることで”ジャズもスゴイ!”て思ってももらえる、ということに。

来年、またJacob Collierが日本に来たら、この仮説が成り立つか体験していただき限りでございます。

ちなみに、いっしょに行った奥さんの感想はこうでした
「山下達郎さんと小田和正さんを足して、年齢だけ6で割ったらジェイコブ・コリアー」
声と音を自分で重ねているところが達郎さんで、ステージと会場を走り回るところが小田さん、そして、類稀なる才能を持ち合わせているところ。ということだそうです(笑)

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そうそう、Jacob Collier体験の雰囲気はこんな感じでした~



以前、ジェイコブ・コリアーについて書いたコチラもよろしければ






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