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モバイルコンテンツでもジャズは楽しめるか?問題

ロックってすごい。
音楽なのに音を聴かなくても楽しめるから。

例えば

これを見たその瞬間に僕はロックを味わえます、
体の中にある”ロック”スイッチが押される感じ。

モバイル端末が普及した今は、大量の情報、コンテンツに簡単にアクセスできるようになって、1つのコンテンツを楽しむ時間はどんどん短くなっています。時間がないので「〇〇しながら楽しむ」なんてことも。
音を聴かなくても見ただけで味わえるロックは、たくさんの人にアクセスされるエンターテイメントであり続けられる、と考えます。

同じ音楽のクラシックとジャズはどうか?
音を聴かなくても楽しめるコンテンツはなかなか少なそう。
”少ない=モバイルで楽しみづらい”となれば。クラシックとジャズは”手をのばしづらい”化がどんどん進むことに。
ということで今週は”短時間で楽しめるジャズ”をさがしてみました。

”音”以外のジャズって何か?

短時間で楽しむ、「ながら」で楽しむには、
音にじっくり聴き入る、を前提にしたコンテンツは選ばれづらい、と考え、
”音”以外のジャズ を捜してみると、可能性がありそうなのは”写真” と ”言葉” なのでは。

まずは写真。
ジャズのレコードジャケットのかっこよさはユニクロまで浸透しています。

ということは、ブルーノート(レーベルのレコードジャケット)などでみられる”ジャズな写真”というのもたくさんの人が”いい”と感じていることに。

”ジャズな写真”とはこんな感じです。

とか

こういうモノトーンでクールな感じ。

1950年~70年頃全盛だったこういう写真の世界は今も更新されながら続いていて、インスタでフォローしているアカウントでも、ジャズな写真が発信されていたりします。

かすかに青みがかったモノトーンの世界がジャズを味あわせてくれます。
デザインスクールの学生さんらしいのですがアップされる写真はジャズを味わえせてくれるので、僕にとってこのアカウントのコンテンツはモバイルで楽しめるジャズです。

【短い時間でジャズを味わせてくれる写真コンテンツ①】
Maria Jarzyna @nimenionmaria


もうひとつは”言葉”です。
でてくる言葉がジャズな人っていると思うのです。
例えば、タモリさん
「ジャズというジャンルはない。ジャズな人がいるだけだ」
『ヨルタモリ』という番組でタモリさんが言った言葉です。
言葉の真意はわからないのですが、なんかジャズを感じます。
これ以外も、タモリさんの言葉はジャズじゃないかな、と。

タモリさん以外で思いついたのは、作家・村上春樹さん。

昔、ジャズ喫茶のオーナーだったというイメージがあるからか、
村上さんの言葉は、ジャズと関係なくてもちょっとヒップで粋なところがジャズを味わせてくれるように感じます。
Twitterのつぶやき(1ツイート)くらいなら2、3秒で読めるので、これくらいならちょっと時間ができた時や、少し手があいた時にサクっと楽しめるジャズコンテンツになりそうかと。

【短い時間でジャズを味わせてくれるコンテンツ②】
村上春樹(はるきちくん)村上朝日堂bot


今回選んだTwitterやInstagramのアカウントはフォローすればタイムラインにやってきてくれます。それを楽しみながら毎日を過ごしていると、音に聴きいることができなくても毎日の中にジャズを組み込むことがでるのでは。
人にとって”ジャズ”はそれぞれ違うかと思いますので、挙げたコンテンツは一例として、”ジャズな写真””ジャズな言葉”を気にしてみるといい出会いがあるのではないでしょうか。

でも、今回探してみて”ロックとの差”の大きさも実感しました。
ジャズを感じる”写真”などは、まだ簡単にクリエイトできるものじゃなく、ロックのように普通の人がiPhoneとかで撮れちゃうっていうわけにはいかない印象でした。ロックはさすがだw

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