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キラメンタルに心をグサッとやられた

水野春です。
突然ですが、私にとって大事なことは大概特撮が教えてくれています。

TTFCはもうめちゃくちゃ便利で、黙っていても公式に金が入るし、月々1,000円弱払えば無料(!)でほぼリアタイ追っかけできるし。私の特撮ライフは大いにTTFCに支えられています。
これでアプリがもっといい感じのUIになってサクサク動いたらもっといいんだけどな……w

ということで、夕食を取りながら一日遅れで昨日のニチアサを見ました。

魔進戦隊キラメイジャー、毎回非常に安定して話のクオリティが高く、学びも多く、何よりこれまでの価値観を優しく塗り替えてくれる感じがもうたまらなく好きなんですけど。

今回の放送回は、子どもよりも大人(しかも親というよりは若者)に刺さるのでは?という気持ちになっております。というか刺されました。メッタ刺しです。ひええ。
脚本家かプロデューサーか知らんが視聴層をちゃんと知ってるな……リサーチ力……

ネタバレ全開のあらすじ

今回は邪面獣を人間から生み出そう!と画策するヨドン軍。まんまと術中にハマるキラメイジャー!(お約束)
一方そのころ充瑠はネットで見つけた絵師とオフ会!その正体は少年!少年が師と仰ぐのはひきこもりの天才?漫画家。少年と充瑠は彼の絵に惚れ込み、ゲームの才能を褒め、ちょっと元気になった天才?漫画家は少年誌へ自分の書いた漫画を投稿することに。
しかし結果はあえなく落選。度を越した誹謗中傷に心の折れた引きこもり。そこに手を差し伸べるは少年……もとい、邪面師の変装した姿だった!
なんやかんやで引きこもりの男のことも救出しつつ邪面獣も邪面師もきっちり倒すキラメイジャー(端折るな)。彼のその後が心配になった充瑠君。様子を見に行くと、家のあった場所が更地に……(普通にホラーだった)。しかし通りすがりの少年誌の事務所の入り口には、「天才漫画家」の、よく知ったイラストがポスターとなり飾ってあったのだった。

何がそんなによかったのか

この話でびっくりしたのは、充瑠君と為朝の最後の会話シーン。

「あの人もこれを機に変われるんじゃないか」と口にする為朝に「変わらなくていいじゃん!」と自信満々に言う充瑠君。マジ!?
作品曰く、「自分の中での純粋な気持ち、キラキラした気持ちがあれば、それでいいんだ」とのこと。「きっとそのうち、誰かがそれを見つけてくれる」という。(なお、一言一句正確ではありませんのであしからず。)

世の中的に否定されがちな属性であっても、そんなことより「自分のなかのキラキラしたものを失わないで」と謳うキラメイジャーは、もうどこまでいってもめちゃくちゃ綺麗事なんだけど、それがなんとも当たり前に存在する世界のなかで、なんの特別さもなくカラッと言ってのけるわけです。いや、すごすぎる。

同時に、私達は、自分以外の誰かのことを外面だけで見ているだけなんじゃなかろうか、そのうちに秘めるきらめきを見出そうとして生きられているだろうか。あるいは、自分自身のことを、外側の見知らぬ「誰か」に知らぬうちに貼り付けられたレッテルという鎧で覆い隠して、自分のうちにある純粋な気持ちをないがしろにしているのではなかろうか。
近頃の私に刺さりすぎて、内心大量出血気味です。笑 でも、いいデトックになるかもしれないね。

何よりこれを当たり前にできちゃうキラメイジャー、まさにキラメイジャーだわ。すげえ。今を生きる私たち、ちょっとずつでも見習っていきたいよね。

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