フォローしませんか?
シェア
水宮うみ
2022年2月26日 06:39
生まれ変わる海辺にうめていた羽毛単調な短調のうた 誕生す自由意志 いっぱいしっぱいしたいしねどこまでもドローにならず泥試合
2022年2月23日 10:45
ぼんやりとした空ぼんやり見て歩くくらやみに星が浮かんで温かい遺伝子の奴隷にはならないねずみ風のない場所で雪のようにねむる
2022年2月18日 18:14
暖かい色の青空息をする詳細は潮騒の中 塩触る足先に一足先に咲いた花久しぶり 日差しの丘に日々が降る
2022年2月17日 16:36
風のなか口がなにかを発してる降る雪を見ている人の心の火自ずから渾然と輝く自然歩道橋 昨日の星は木の匂い
2022年2月12日 04:20
無意識の中で意識が鳴っている君が文学だと思ってやったこと僕たちの選民思想を捨てる場所野蛮な手のひらに夜空を並べた無謀にも魔法を見本に模倣する
2022年2月11日 10:13
彗星のごとく現れ消える自我100年をかけて1世紀が過ぎるヘッドライト 夜へと落ちていくひかり肖像が宵の硝子に消えていく
2022年2月9日 10:28
本棚で確かな本心欲してたぐうぐうと眠るグッドボタンを食う黄身が君 白身が自身 殻が空冷たさのなかを遠くの電車ゆく九九表を傀儡のように数が舞う
2022年2月6日 18:05
赤い沙汰 名はまだやらん 我がサタン生き死ににシティに秘密 凛々と浮くスーツ ぬるく不向きなゆるい湯に円 罫線 丁寧 平面 冷静に起こそうと登る百夜の蝋を越え
2022年2月4日 21:05
コレクター ガラクタじゃないキャラクター至る所微分不可能な気分屋窓越しの星から越してきた本心空っぽの靴かたいっぽ 空に着く
2022年2月2日 16:54
膝に爆弾を抱えてるロボットぼくたちの体が、ガラクタだった頃純粋に輝く渾沌とした眩暈夕暮れにまみれた泥とにわか雨