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塚本はつ歌『塩の樹と森の人魚』読了
精霊と人間が共存していた世界でリニアモーターカーの計画が進んでいく。
子供にとってディズニーランドは現実だ。しかし、大人たちはそこを夢の国と呼ぶ。
精霊のいる世界などただの妄想だと大人は思う。小さな子供のときにはいつでも出会えた精霊が、大人になるうちに夢の世界へと移っていく。私利私欲が精霊を見る力を失わせていることに気づかない。そして、子供の心を失わない者が犠牲者となって、精霊の世界を守るために全力をかける。
著者がこの本で言いたかったことはたくさんあるだろうが、とりあえずそのひとつだと思うことを述べてみた。
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