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不合格の理由<超短編小説>

父「試験が不合格で残念だったな」
子「十分努力はしたから」
父「あれだけ勉強したんだからな」
子「僕、考えたんだ。試験の前日に右手をケガしたら、今までの努力がムダになるじゃないかって」
父「うん。それでどうしたんだ?」
子「左手でも字が書けるように、ずっと練習していたんだ」

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