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岡本太郎『強くなる本』を読んで2

○「自分を賭けることで力が出てくるのであって、能力の限界を考えていたらなにもできやしないよ」

人にはそれぞれ能力があり。しかし、自分の能力を把握できるのは大谷翔平を含めて、ほんのわずかな人だろう。ただ、大谷翔平だって自分に限界を感じて諦めてしまっていたなら、今の活躍もなかっただろう。
自分のエネルギーをぶつけることで、能力の限界という壁をぶち破っていけ。それが岡本太郎の信念だ。
忙しくてやりたいことができない、は言い訳にすぎない。現代は誰もが時間が足りないと叫んでいるが、真剣に生きることに使う時間が一番大事。今、賭けるべきものがある人は、能力を言い訳にせず、真っ向から、その挑戦に突き進むべきだ。もちろんすべてを賭けたからといって、100%勝てるとは限らない。しかし、もしうまくいかなかったとしても、その失敗は必ず次の挑戦に繋がるパワーになるはずだ。

○「これから人間はますますむなしくなり、いろいろなかたちで絶望的な状況は増すと思う。しかし、それにめげてしまってはおしまいだ。絶望的な状況を逆手にとって、そのなかで自分を活かすんだ」

幸福な時代を想像するのが難しいご時世で、一番苦しんでいるのは若者だと思う。未来に明るい展望が持てないのに、未来の時間だけはどんどん伸びていく。
だからといって、すべてに諦めていれば、さらに若者不遇の時代がやってくる。
残念ながら、世の中で一番権力を持つのは金持ちで、これからさらに金第一主義はその力を増すことだろう。
金のない者は金持ちに奴隷扱い、ロボット扱いされるようになるだろう。そうならないためには、いつも世の中の状況を捉え、自分なりの解決策を考えなければならない。
絶望的な状況を逆手に取るのは、若者の一番得意とすることである。

あきらめるな。時代に流されるな。権力者の言いなりになるな。自分の道は自分で開け。

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