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グローバル人材を育てる教育とは

グローバル人材とは?

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"英語を話せるだけではグローバル人材とは言えない"と言うのは皆さん、よく聞くフレーズだと思います。
では、グローバル人材とは??
様々な定義があるかと思いますが、私の中でのグローバル人材のポイントは3つあると考えています。

1. 多様性を受け入れ、相手を尊重してコミュニケーションが取れる

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多様化した社会で、様々な立場の人を受け入れる必要があることは、皆さん、周知の事実でしょう。残念ながら差別的な言動で政治的社会的に高いポジションから辞任を迫られるといったニュースが後を絶ちません。

この先の未来ではより、そのような流れが顕著になり多様性を受け入れるというのは、個人が自由に生きていく上での権利を守るために大切なこととなっていくでしょう。

受け入れる、という言葉だと個人の意識の問題に聞こえます。そのような意識も大切ですが、より大切なのはそういった意識を持ちながら、相手を尊重しコミュニケーションが取れることではないかと思っています。
社会は人との関わりから成り立っています。ただ受け入れる、だけではなく、受け入れた上で、お互いが対等な目線でコミュニケーションをとることができる、違いを受け入れた上で相互理解をしながらコミュニケーションをとることができることが今後ますます重要なスキルとなってくるでしょう。

2. 問題解決意識・能力がある

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VUCA時代という言葉を聞いたことはありますか?

VUCA(ブーカ)とは
 - Volatility(変動性)
 - Uncertainty(不確実性)
 - Complexity(複雑性)
 - Ambiguity(曖昧性)

の4つのワードの頭文字をとった言葉で、あらゆる環境が変わり続け、予測困難な現代社会を表した言葉です。

貧困、少子高齢化、LGBT、環境問題、難民問題、経済・教育格差、災害、、、
日本国内でも数多くの社会問題がありますし、世界に目を向ければより多くの課題があふれています。

SDGs "Sustainable Development Goals (持続可能な開発目標)"というキーワードも、テレビで目にしない日はないくらいよく登場するキーワードです。今後、社会問題を解決していく上では、SDGsをベースにした課題解決が基本となってきます。

目まぐるしく社会が変わり続ける中、常に対世界目線で課題を意識し、解決しようとする姿勢、そして、実際にチームで課題を解決していく能力を持った人が真のグローバル人材と言えるでしょう。

3. 自身の人生の意味を理解し、人生を楽しんでいる

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突然のコロナ禍により"当たり前"が"当たり前"でなくなり、新しい生活様式での暮らしが始まり1年以上が経とうとしています。このように、突然自身の生活や習慣、そして、夢や目標の変更を余儀なくされることが、今後も起こりうるでしょう。

そのような時代の中で、常に自身の存在を肯定し、自身の価値や人生の意味を理解し、楽しみにながら生きていけるか。周りの人を幸せにし、社会に貢献するためには、まずは自分自身が幸せでないといけません。基本的なように聞こえるかもしれませんが、VUCA時代と呼ばれる現代においては、このようなポジティブマインドがグローバル人材には必須となってくるでしょう。

ポジティブに周りとコミュニケーションを取り、どんな難題にも周りを巻き込みながら立ち向かっていくタフさがあれば、どんなところでもやっていけるし、そんな人材こそが"グローバル人材"なのではないかと思うのです。

世界標準のスキルをどう身につけていくか?

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このようなスキルはどうやって身につけていくものなのでしょうか?
現代社会において有効な教育、そして、教育機関の役割はなんでしょうか?
明確な答えはありませんが、数多くの教育機関・団体がグローバル人材育成に向けて様々な手法で取り組んでいることは間違いありません。

このnoteでは、そのような数々の教育事例を国内外問わず紹介していきながら、"真の教育"について考えていきたいと思います。