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当たり前はみんな違う 多様性がいいじゃない

こんにちは,HARuです。今日は「普通とか一般的とかしょせんは自分の色メガネでしかない」というお話し。

「常識とは18歳までに身につけた偏見のコレクションでしかない」

アルベルト・アインシュタイン

20世紀の天才はこのように言っています。

これを知って,私は随分気持ちが楽になったのを覚えています。

当たり前,普通,一般的

そんな言葉をよく聞く学校現場ですが,本当にそれが当たり前なのかを

もう一度考え直す必要があると思っています。


では,いってみましょう!


人の感覚はさまざま

人は生まれた場所が違います。生まれた時代が違います。育ってきた環境が違います。

だからこそ,人は一人一人別の人格を持っているのです。

持って生まれた能力と育ってきた環境。この二つの掛け算で人の能力は変わってくると思います。

そんな子どもたちを大勢預かっている学校現場で聞くセリフがあります。

それは

「そんなの当たり前だよね?」

「そうは言うけど普通はそんな風には考えないよね」

「一般的に考えたらその結果になるでしょう?」

などです。

果たして,その人の言う

「当たり前」「普通」「一般的」というのは普遍的なものなのでしょうか?

そんなものは存在しないと私は思います。


人は誰しも成長過程が違います。

結果として,それぞれが自分なりの「色メガネ」をかけているのです。

何かの出来事に出くわした際に,それを良いと捉えるか悪いと捉えるか

それすらも個人によっては全く違うと私は思います。

自分の当たり前が相手にとっても当たり前とは限らない

のです。


自分の色メガネを自覚する

ただし,自分の色メガネを自覚した上で

「当たり前」「普通」「一般的」という言葉を使う分には構わないと思います。

言葉は無自覚に使うか自覚して使うかで

天と地ほどの差があります。

例えば

自分は人のことを信じやすい傾向があると分かっていれば

相手のいうことを鵜呑みにせず,きちんと自分でウラを取ることを習慣にすることができます。

しかし,それを自覚していないと

相手のことを無自覚に信じてしまい,自分が大失敗をしてしまう可能性も大いにあるのです。

自分のこと以外にも

自分は人の良いところを見つけるのが苦手だと自覚していれば

相手の良くないところを見つけ,その裏返しを相手に伝えればいいということがわかります。

分かりにくいので具体例をあげると

相手に声が大きくてうるさい

という特徴があるとします。自分もそれに気づいているけれど

相手に伝える際には

「〇〇さんがいてくれると,私も周りのみんなも元気になりますね。いつも場を盛り上げてくださって,ありがとうございます。」と伝えることができます。

うまいこと言い換えができなかったとしても,相手の短所を長所に言い換えるだけで,

相手もいい気持ちになりますし,
自分も人の良いところを見つけるクセがつきます。

学校現場でも同じ

これは学校現場でも変わりません。

例えば,発達に特性があるお子さん。

子どもの見方も偏りがあります。

この子は発達に特性があるから。

この子は発達障害だから。

そうやって決めつけるから
そういう特性のある子を生かすことが難しいのです。

自分と人は違って当たり前。

さらに発達に特性がある子のユニークさに気づくことができれば,

自分も周りも楽しく個性を活かして生活ができるはずです。

私は発達障害等を専門的に学んだわけでもありませんし,

むしろ知識が乏しい方だと思っています。

ですが,だからこそできることもあるのではないでしょうか。

つまり,

色メガネをかけていることを自覚すれば,その子の新しい側面をとらえができる可能性がある

ということです。

まずは担任や身近な大人が

発達に特性がある子たちを個性として認める土壌を築くことができれば

子どもたちもそれを個性として受け入れることができます。

いえ,もしかしたら子どもたちの方がすぐに発達に特性のある子たちを

受け入れることができるのかもしれません。


多様性を認める

私たち大人は「多様性を認めなさい」という話を子どもたちにします。

しかし,実は「多様性」を認められていないのは

大人たちなのではないでしょうか。

そう言っている大人たちが明らかに多様性を認めないからこそ

子どもたちもそれでいいのだと思ってしまうのです。

子は親の鏡です

これは学校でも当てはまります。

子どもたちが発達に特性のある子に対して当たりが厳しいのであれば

実は,あなたが,その子に対する当たりが厳しいのかもしれません。

当たり前や普通は人によって違う

当たり前や普通,一般的はそれぞれ感覚の問題です。

だからこそ,自分のその感覚が,本当に当たり前なのか。

みんな同じことを求めていないか。

それを振り返って考えていく必要があると私は思います。


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いつもお読みいただいている皆様,ほんっとうにありがとうございます。

それではまた😊

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