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手錠事件【1フィリピン編】

写真はフィリピンの島にて現地の子供達と。他にも沢山良い写真あるのでトップページからインスタのハイライトにフィリピン編あります。是非。

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2017年8月某日。ついに、ついに、   日本を飛び出し(真実の愛が見つかるまで?)いつ終わるか分からない旅の始まり。

ざっくりのプランは(当時のメモ参照)
まずはフィリピン留学で英語を鍛え直し、
オーストラリアにてお金を稼ぎ、
ヨーロッパへ行く。
2020年のオリンピックに合わせて帰国し
英語を活かした仕事に就く。
そんなことを出発前のメモに残していた。

今現在 (2020年4月)はアイルランドにて
この文を作成中。こんな事になるとは…

 


海外へ行くのは学生の時以来なので、
約4年ぶりになる。

最後に海外から帰った時は
もうバックパッカーごっこはお終いと
思ってたが紆余曲折(前話をご参照までに)

気づけばまたバックパックを
背負って飛び出してしまった。


フィリピンは首都マニラに着いた。
久々の海外の匂い…空気…ドキドキ感…。


あー、これから始まるんやな〜…

とアメリカの時と同様に
自分に酔いしれてると…


「タクシー!タクシー!タクシー!」
「ニホンジン?!!ヤスイヨー!」
「ドコイク?ニホンジン?」


早速フィリピンの洗礼がお出迎え。  


空港から出た途端のタクシー勧誘が
ハンパじゃない。

気付けば7、8人のおっちゃんらに
囲まれ身動きが取れん。



このシチュエーションアメリカの時と
一緒じゃね?

なんてことは思うこともなく


寧ろ…

自分もこのぐらい攻める姿勢があれば
営業での数字も取れたんかなぁ
とか思えた。(元営業マンです)



それにしてもしつこい…

積極的に声掛けてくる奴らの
金額は相場よりだいぶ高いのは承知。



そんな奴らを集め競り状態に

私「ハイ。2000ペソ(約5000円)から!」

「1700…1500…800…750…」

と結果500ペソ(1000円ぐらい?)


ふむふむ、なるほどな…。



それから競りに入って来なかった
端っこで大人しそうなおっちゃんに
街まで行きたいんやけど
いくらでイケる?とコソッと聞くと

「300ペソでいいぜ」



はい、即決。


初動約5000円ぐらいから500円。
※レートは当時の記憶があいまいなので
かなりざっくりです。


こうしてクールに待ってる人の方が
良心的な人が多かったりするので
値段交渉の際はご参考までに。


そしてこういう良心的なおっちゃんには
きっちりチップを払ってあげるのも筋。


学生時代に東南アジアを巡って
少しだけレベルが上がったおかげもあり
空港から街まではなんなく突破。


事前に予約していた宿にチェックインし
テキトーに散策しつつ人混みを離れ、
小汚い路地で一服しようと
タバコに火を着けた瞬間、
後ろで忍んでいたかのように警官が登場。

 

「$%##%&$$%^$#@?」


何か言っとるな。

分からんが雰囲気的に
ここでタバコを吸うなってことか、

と解釈し、携帯灰皿を常備していたので
それに捨てようとすると、
何故か「パスポート」を連呼してくる。


あー、チェックね、はいはい。
と言いながらパスポートを提示。

ちゃんと滞在ビザもあるし、
入国スタンプもバッチリ。


確認が完了したと思ったら
そのまま懐に仕舞われてしまった。




…ん?ちょいまてーーい!



何か言ってるが分からず
パスポートを返してくれ、
とジェスチャーで訴えるも首はずっと横。 

 

英語が伝わらないと分かると
ジェスチャーしていた手首を抑え
そのまま手錠をかけられてしまった。



そしてそのままパトカーに
乗せられかけたので焦って振りほどくと、
今度は英文の紙を見せてきた。



「30日刑務所 or 10万円払え」




英語で表記されていたが
さすがに意味は分かった。



警官の顔は終始ヘラヘラしてる。



それに腹が立ったがこちらが
禁煙区域で吸ったのだから完全に悪い。
(後から宿のスタッフに
聞いたら禁煙場所ではなかったが)



相手は国家権力。

出方を間違えたらホントに連行される。



片言の英語でフィリピンを愛してるだの
そこら中に散乱してるポイ捨てタバコがあるだの、色々と取り繕ってみても一向にラチが明かない。



そんなこんなしてたらまた別の警官が来た

 

雰囲気からしてそいつの先輩みたいな感じ

 

何か言ってるものの分からないが
「マネー」というのは聞き取れた。


着いたばかりで換金した直後もあり
現金で約5万ほどを持っていた。


それを見るとそこの草むらに置くよう
ジェスチャーしてくる。



何故手渡ししないのか訳が分からず
急ぎ指示に従うと、手錠を解放し
パスポートも返ってきた。



振り向かず走って向こうに行け!と。



心臓がバクバクしながら
走ってその場を後にした。



一旦、宿に戻ってことの経緯を
翻訳機を使いつつスタッフに伝えると


「観光客は時々、
警官にカモにされるんだよ。
警官と言えど、
月給が2万〜3万ないからね…」


着いた初日に今度こそ         フィリピンの洗礼を受けた。



確かにフィリピンは日本に比べると
ずっと物価が安いけど
その分、日本人は皆金持ちに見えるのかも


手渡しじゃなく草むらに置かしたのも
警官に手渡ししてるとこを誰かに
見られるとマズいからなのか。

あくまでも彼らは拾ったていで
お金手にしたのだろうと。

そりぁ、平均月収が3万前後だといきなり2ヶ月分近くのお金を手にできた訳だから彼らにとっては富んだ臨時収入だろう。

日本で言うと、平均20万円としたら40万円ほどの臨時収入と考えると

なんやねんお金って?って気になった。




夕方頃


チクショ…ムカつくな…
せっかくのフィリピンビールが
旨くねーぞ、コノヤロー


とか1人バーでふてくされてると…



可愛いフィリピンの女の子が声かけてきた。

多分1人で飲んでる後ろ姿が
寂しく見えたのか、一緒に飲もうよ、と。




 

「…………(うおっ!!!)。」

「オフコーーーーーーーーーーッス!
ベイビーーーー!!」



〜続く〜

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次回の結論先に言っちゃいます。




鉄格子の檻にぶち込まれます…笑


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