酒タカタカ

1981年生まれ、東京都武蔵野市在住の塾講師です。上原浩先生の著作に出会い日本酒に目覚…

酒タカタカ

1981年生まれ、東京都武蔵野市在住の塾講師です。上原浩先生の著作に出会い日本酒に目覚め、漫画:神の雫 キッカケの吉祥寺ACワインとの出会いでワインにハマりました。日本酒、ワインについて書いていきます。文学批評アカウント https://note.mu/mizukami0827

最近の記事

三井酒店について

以前紹介した池田屋酒店同様に、純米酒を極める の著者 上原浩先生の影響を強く受けた酒屋 三井酒店について紹介します。 三井酒店は大阪府八尾にある小さな酒屋さんです。東京都在住の私としては足繁く通うという訳にはいきませんが、関西に出向いた折には必ず足を運んでいます。 私が考える三井酒店の特長は3つあります。 1 店主が試飲して納得した酒しか置かない:燗によし。生酒にも強い。 2 おしゃべり &世話好きな店主の人柄:昭和なコミニケーションがここに。 3 プライベートブラ

    • 生酛山卸 雄町 純米原酒 杉勇

      綺麗な生酛。 大塚屋酒店にてご主人に勧められ購入。 「北陸蔵が真面目に作った生酛」とのこと。 自分がこれまで飲んできた中でも屈指の生酛。 山廃・生酛というと、バーボンのような穀物・スルメ臭がつきものだが、一切それがない。 上立ち香、含み香ともに控えめ。 だが、出汁醤油を口に含んだ後味わうと、はっきりとアミノ酸が感じられる。 要素が少ないが故の綺麗さではなく、複雑さが調和し結果として感じる綺麗さ。 上燗・ぬる燗にしても甘酸っぱさが引き立って良いが、冷やのままスイスイ飲むの

      • 買ってよかったもの 神亀 純米清酒 甘口 について

        あけましておめでとうございます。新年1本目の記事として、昨年を振り返って、自分が一番買ってよかった と思う日本酒を紹介します。 神亀 純米清酒 甘口 です。 私が考える神亀 純米清酒 甘口 の特長は3つあります。 1 ありそうでない絶妙の香味バランス 2 合わせるつまみ、温度を選ばない 3 抜栓後の耐久性が半端ない 万人向けとは言い難いが、私にとってとにかく使い勝手がいい。織田信長は、かつて部下の豊臣秀吉(当時の木下藤吉郎)を、どのような仕事をやらせても必ず結果を出す使

        • 池田屋酒店について

          私が日本酒にはまるきっかけとなった本 純米酒を極める の著者 上原浩先生の教えを受け継ぐ酒屋 池田屋酒店について紹介します。 池田屋酒店は埼玉県大宮にある小さな酒屋さんです。今はネット販売がメインということですが、お店でも買うことができます。 私が考える池田屋酒店の特長は3つあります。 1 店主が試飲して納得した酒しか置かない 2 抜栓後のポテンシャルを重視する 3 燗にして映える酒を重視する こうして特長を書き上げてみるとわかるようにマニアックなお店です。 万

        三井酒店について

          熱燗DJつけたろうさんのワークショップを実践してみたことについて

          先日行ってきた、熱燗DJつけたろうさんのワークショップを受けて、最近、毎晩のように燗をつけている。 これまでつけてみたのは 弁天娘 純米酒 鳥姫(抜栓後半年以上) 弁天娘 純米吟醸熟成古酒 玉栄(抜栓後半年以上) 天穏 特別純米酒 馨 佐香錦(抜栓後1ヶ月) 開運 純米吟醸 山田錦(開けたて) の4本。 つけてみて見えてきたそれぞれの最適と思う温度、味わいについて報告する。 結果、 弁天娘 純米酒 鳥姫:45度くらい 弁天娘 純米吟醸熟成古酒 玉栄:45度くらい 天穏 

          熱燗DJつけたろうさんのワークショップを実践してみたことについて

          燗=調理! 熱燗DJつけたろうさんのワークショップについて

          先日(12月12日水曜日)行ってきた 熱燗DJつけたろうさん のワークショップについて報告します。 感想を一言でまとめると 燗=調理 という認識を掴むことができました。 参加してよかったです。 私の日本酒好きを知っている知人に 燗について熱い人がいるらしい と教えてもらい申し込みました。それまで私は電子レンジで燗をつけていました。湯煎をする方法が正式であるとは知ってはいたのですが、なんとなく敷居が高そう という理由でやっていませんでした。我流だった燗のつけ方をバージョンアッ

          燗=調理! 熱燗DJつけたろうさんのワークショップについて

          安旨ワイン チリカベ 飲み比べ

          私の過去と現在のワイン をテーマに、コスパに優れた傑作ワインを飲み比べていきます。 今回のテーマはチリカベ。 わたしの思い出 モンテスアルファ・カベルネソービニオンと ACワインさんお勧め ユラスリス・マックス・レゼルヴァ・カベルネソービニオン の飲み比べです。 結論は モンテスアルファを抜栓後2時間置いて、菊料理との組み合わせは試してみる価値あり。 ユラスリスは抜栓直後からずっと美味しく飲める。 時の流れによる私の味覚の好みの変化を感じさせる飲み比べとなりました。

          安旨ワイン チリカベ 飲み比べ

          ACワインについて

          私がワインにハマるきっかけとなったお店、ACワインについて紹介します。 ACワインはコピス吉祥寺地下1Fにある小さなワイン屋さんです。 http://acwine.doorblog.jp 社員2人、アルバイト1人でやっています。私が思うに、ACワインの特長は3つあります。 1 1000円前半から3000円代後半の価格のワインが中心 2 店に置いてあるワインは原則すべてを店員さんが試飲している。 3 ワインのコンディションにこだわる 最後に、特にACワインをお薦めしたい人の特

          ACワインについて

          日本酒史観 純米酒を極める 以後について

          大学時代に 純米酒を極める(上原浩) に出合って以来、ずっと日本酒にハマってきた。 15年間。実際に飲んでみて、本を読んで、酒屋の店主から教わって、自分の中でなんとなく見えてきた日本酒史観とでもいうべきものを言語化してみたい。 結論は、 戦後に日本酒は 第一世代:1990年代に確立 淡麗辛口 地酒ブーム 第二世代:2000年代に確立 純米酒 旨口 燗酒 第三世代:2010年代に確立 酒質設計 世代交代  と世代を分類でき、現在の日本酒業界は、まさに 酒屋万流 の活況、手頃

          日本酒史観 純米酒を極める 以後について