見出し画像

すきなことを仕事にする。心地のよい「理想の叶えかた」

フリーランスでWebデザイナーとして活躍中のちぴちゃん。大好きなところはたくさんあるけれど、やっぱり「思考」かな。つい頭の中をぞきたくなってしまう、そんな人です。使う言葉がきれいで「光の粒」みたいっていつも思います。

そんなちぴちゃんのいまがどんな感じて、そして今後をどう思い描いているのか知りたくて、インタビューしてこの記事を書きました。

内容は「すきを仕事にしたいけれど、悩んでいる」人に刺さるんじゃないかと思うので、ぜひ読み進めてほしい。

そして、ちぴちゃんと一緒にお仕事がしたい!デザインしてほしい!と思われた方はぜひ直接ちぴちゃんまでご連絡くださいませ。

軽やかに「やりたい」を仕事にする人

「やりたいことを仕事に」ってよくいうけど、そんなに甘くないよね。みたいなきびしい言葉を軽やかにとび越えていく人。

これがインタビューを終えて、私が思ったことでした。

旦那さんの海外赴任についていくことを想定して、妊娠中にキャリアスクールへ入会されたそうで、それだけでもすごいなーと思います。それなのに、デザインを中心に学んだことを活かして、育休中にフリーランスとしての活動を開始されているんです。

え、天才?って感じですよね。

2022年に海外赴任先への帯同が決定して、今後5年間は現職の帯同休業制度を利用しながら、フリーランスとして活動の幅を広げていく予定なんだそう(そんな制度あるんだね…!)。

すべてに理由がある。ロジカルさがデザインの魅力

ちぴちゃんは、長らくマーケティング関連のお仕事に携わってきました。現職の仕事もやりがいを感じて働かれてきたんですが、デザインへの興味は昔からずっと持ち続けていたのだそうです。

「もともとデザインには興味があったんですけど、絵を描くことには苦手意識があって。大学受験のときに希望していたのは、建築系のデザインを学べる学部でした。」

「デザイン=絵が得意な人がやること」とつい考えちゃいそうなのに、建築デザインという方向性を見出して、デザインへの興味を大切に持ち続けてきたんですよね。すてきです。

結果としては文系の大学に進学したんですが、社会人になってからはディレクター的ポジションでデザイナーさんに関わる機会が多く、「デザインをやりたい」という思いは持ち続けてきました。

デザインに興味をもったきっかけは、高校生のときにデザイナーとして活躍されている方の講演を聞いたこと。

「デザインは非常にロジカルで『こういう印象を与えたいからこの色』とか『視線の動きに合わせてここに配置する』とか、すべてに理由があるところがおもしろいと感じています。」

おしゃれさとかではなく、ロジカルさに魅力を感じているのがちぴちゃんらしいなと思いました。

つながりから得られたお仕事で自信を積み上げる

子どもを妊娠してからオンラインスクールに入会し、本格的にデザインの勉強を開始。

そして、いまではこんなにすてきなマガジンが作れるんですよ…!

「デザインは独学でも学ぶことができるけれど、限界がある気がしていて。スクールに入会したからこそ、アウトプットがいろんな人に見てもらえたと感じます。

そこで自分のよさやできることを周りの人に認めてもらって、少しづつ『私はこれができるんだ』って自信がついてきて。実際にお仕事につながっていった経験を積めたのはよかったですね。」

現在フリーランスとして仕事を始められていますが、お仕事の依頼は人とのつながりから得ることができています

「スクールの受講生から『名刺やロゴを作ってほしい』と言ってもらうことができました。

あとは、SNSで投稿した雑誌マガジンのアウトプットを見て、『フリーペーパーでデザインしてもらえませんか?』と連絡をいただいたこともあります。」

個人で仕事をはじめるときは、「仕事のとり方」は課題だと思います。つながりからお仕事が得られたのは、ちぴちゃんの魅力がちゃんと伝わっているからなのだと思うな。

あとは、やっぱり地道なアウトプットの継続は大事ですね。

だれかの心や行動をポジティブに動かす存在へ

デザインの仕事をしていく中で、「頭の中にあるぼんやりしたイメージを形にしていくこと」がすきだと気付いたちぴちゃん。

「景色ひとつとっても、人によって見え方が違うと思うんです。だから、例えば『あなたはこういう視点でこの景色を見てるんだよ、ここをすてきだと思っているんだよ』って、ロジカルな手法を使って伝えたいんです。抽象的なものを具体化していくのが楽しいと感じています。」

デザインだけでなく、写真や文章にも関心があるようで、いつか仕事にしたいと教えてくれました。

また、今後はちぴちゃんの体験や知識をシェアしていけるようなメディアを立ち上げたいという思いがあるのだそうです!たのしみ。

「雑誌やメディアづくりでは、私がやりたいと感じている『文章・写真・デザイン』が全部できるので、スキルをかけ合わせて発揮できることが心地いいです。」

物心ついたときから、雑誌を読むことがすきだったと話すちぴちゃん。雑誌を細部まで読み込んでいた経験が、いまに活きているのだろうなと思います。

雑誌やメディアに興味があるのは、影響力がある人へのあこがれからなのだそう。

「影響力があって、人が集まってくる人に憧れがあります。提供しているものや情報に魅力があって、さらにそこにその人らしさが付け加えられていると、よりすてきだなと感じます。」

ちぴちゃん自身も「自分のやったことで誰かの心が動いたり、行動がポジティブに変わったりするような、影響を与えられる人になりたい」のだとか!

「すき」な気持ちを大切に残しておくために

お話を聞いて、これからどんどん活躍していくのだろうと感じていたのですが、「稼ぐこと」の優先順位はそこまで高くないとのことで、またびっくり。

「この休職中は、無理して働いて稼ごうとは思っていません。デザインがすきな気持ちをここまでずっと持ち続けてきたので、その思いを潰さずに残しておきたいんです。」

すきだから仕事にしたのに、それが嫌いになっちゃうのは確かにもったいないですよね。

「仕事につなげなきゃ!と思うと、急にしんどくなっちゃうところがあって。だったら『稼がないと』という気持ちは1回優先順位をさげて、作りたいと思ったタイミングで、作りたいものを作る感覚を大事にしたいです。」

時間やお金を投資してしまうと、どうしてもその分は回収しなきゃと焦る気持ちがでてきてしまいがちですよね…。

でも、自分の「すき」を大切に守っていくために、「稼ぐことではなく、やりたいと思う気持ち」を優先させる。そんな選択肢もあるのだと気づかされました。

「すきを大切にしたい」そう思った背景をうかがうと、会社員として仕事をしている中で、すきなことだけではやっていけないと感じる瞬間があったことを話してくれました。

「こういうデザインがすき!と思っていても、ターゲットじゃないから刺さらない。でも、ターゲットに向けて考えだすとすきなところから遠ざかっていく……そんな感覚があって。

だから個人で仕事をするときには、もちろん戦略的にやる部分は理解できるんだけれど、そこを無理して頑張るよりは、すきを大切にして、私が届けたいと思うひとのお手伝いをしていきたいです。」

言葉にするのは簡単ですが、なかなか実践するのは難しいですよね。きっとそこに挑戦しているちぴちゃんだからこそ、やりたい仕事を叶え始めているのだろうな。

心地のよい「理想の叶えかた」

インタビューの最後に、今後の理想として「自由にマイペースに生きていきたい」と話していたのもとても印象的でした。

理想は変化するもの。でも、一度決めてしまうとその理想に縛られて身動きが取れなくなってしまうこともありますよね。

「例えば、私の理想は『赤色』って決めるんじゃなくて、今日は『赤』、明日は『ピンク』。全部私の理想、みたいな。理想を柔軟に変えつつ、いまやりたいことに集中できたらいいなと思います。

理想から逆算して落とし込むのではなくて、『いまどっちの方向を向きたいんだろう』って考えて、ひとつずつ積み重ねていくことが、自分の心地よい理想の叶え方かな。」

目標を決めて、そこに向かって努力することが正しいと思われがちだけど、理想を叶えるための方法は無数にあって、きっと一人ひとり心地のよいやり方は違うのだろうと、ちぴちゃんのお話を聞いていて感じました。

とはいえ、「なにがやりたいんだっけ?」とわからなくなることも多いはず。そんなとき、ちぴちゃんは言葉の力を借りるのだといいます。

「やりたいと思ったとき、言葉にすることは意識しています。じゃないと、やりたいと思ったことすらも忘れてしまうから。

やりたいって思ったことは、いますぐにできなくても『こういうことをやってみたい』って言葉にして置いておく。

それは3日後とか1ヶ月後、1年後にはもしかしたら違ってるかもしれないけど、それでいいと思っています。」

うん、なんかすごく柔軟で軽やかだよね。

決めつけがなくて、自由で、それでいて芯がある。そんな感じが伝わってくる。すてきな人だなと改めて思います。

きっとこれからも、たくさんのやりたいを自分のペースで叶えていくんだろうな。

全力で応援しています。

ちぴ's SNS : Twitter / note / portfolio

※このnoteは、自分のすきを大切に頑張る人にインタビューをする #他己紹介note 企画で書いた記事になります。今後も専用マガジンに不定期で追加していく予定なので、よければチェックしてみてください。

いいなと思ったら応援しよう!

きよみや みずほ(mizuho)
読んでいただきありがとうございます^^今後もnoteを運営していくための創作費として使わせていただきます🌱