「灯火トークセッション」のこれまでとこれから
2024年8月22日。マンツーマン対話「灯火トークセッション」をサービスとして立ち上げてから、なんと2年が経過しました。
すごいことだー!いつも本当にありがとうございます。
1年ほど前に、「個人でサービスを立ち上げるまでにやったことまとめ」というnoteを書きました。実際にわたしが、はじめてサービスをつくったときに、なにをやったかを書いたnoteです。
サービスを立ち上げて2年経ち思うこと
サービスをはじめて2年経ったいま、よく思うことがあって。
「サービスの立ち上げ方」は教えてくれる人がいるけど、「継続の仕方(続け方)」を教えてくれる人ってあまりいないよねということです。
「はじめ方(立ち上げ方)」には、(たとえば、モニターを募集してはじめてみるとか、コンセプトを決めてからはじめるとか…..)一定の方法があったり、そもそも「勇気の問題」だったりすることも多いから、「こうやるといいよ」とある程度は教えることができる。
でも、個人がやっているサービスやブランドの「続け方」には「はじめ方」のような型はなくて、自分もお客さんも心地よくいられるように「続ける」を自分でデザインしていかなくてはいけない。
そこはサービスを立ち上げるときよりもさらに「こうやるといいよ」ではなくて、「あなたはどうしたい?」「あなたならどうする?」の領域で。どこまでもサービスを立ち上げた人が自分自身で考える必要がある。
だから、これが正解だよって教えてくれる人が少ないのかもしれません。
ということで、運営して2年目にどんなことを考えて、どういう気持ちになったかをこのnoteを書いてみようと思うに至りました。
「続けるを自分でデザインしなくてはいけない」と書いたけれど、実際にはきれいにデザインしてそれを実行してきたわけではなくて、日々少しずつできるところから試行錯誤して、やってみて違ったら変えて….という地味な日々を積み重ねてきただけです。
ぐちゃぐちゃ考えながらやってきた日々をできるだけ整理して、書き残してみようと思います。
1年目のサービスのかたち
マンツーマン対話「灯火トークセッション」は、60分間わたしとzoomでお話しして、話した内容をオリジナルレターにまとめてお渡しするというものです。
このかたちは、モニター募集時期から現在まで全くかたちを変えていません。いまのところはここを変える予定はあまりありません。
ただ、サービス立ち上げから1年間のトークセッションは、完全単発開催でした。ここはいまと大きく異なるところです。
まだまだセッションを提供するという実務経験がない時期だったので、「継続したほうが効果がある」という真意を少し斜めに見ていたんですよね…….。
って結構本気で思っていました(この性格どうにかしたいです)。
だから、みんな継続セッションを提供しているけれど、まずは単発セッションのみではじめようと決めました。1年間は少なくともこのかたちでやろうと。
(余談)灯火コミュニティの立ち上げ
灯火トークセッションは1年間は少なくとも同じかたちでやってみると決めたのですが、半年ほど経ったときにnoteメンバーシップを使って「灯火コミュニティ」という内省コミュニティを立ち上げます。
トークセッションはもちろん大好きなんだけれど、もう少しテーマ設定のハードルを下げたいというか、もっとざっくばらんにいろんなことを話してみたいとこの頃から思うようになりました。
単発のセッションは「明確な悩み」がないと利用されません。実は個人的には「悩みを解決してあげたい」みたいな欲はあまりなくて、「一緒に考えたい」という欲が強いんですね(もちろん一緒に考えた結果、その人の悩みが解決したり、気持ちが晴れたりすることはとても嬉しい)。
なので、もう少しゆるやかにいろんなテーマで話してみたいと考えるようになりました。
トークセッションのかたちを変えることは想定していなかったので、姉妹サービス的なイメージでコミュニティをつくったのでした。
2年目のサービスのかたち
「灯火トークセッション」の2年目は、単発セッションではなく、継続セッションをメインにすべく動いた年でした。
ちなみに、トークセッションが2年目に入るころには、灯火コミュニティも運営から半年が経過。人数も15名を超えていたと思います。
半年間、コミュニティというかたちで継続的に人との関わりを持ってみて、「ざっくばらんに話せる」には「次がある」というのが結構大事なのだなと思うに至りました。
サービス立ち上げ当初、わたしはこう思っていたわけです。
性格がひねくれすぎています。
でも、やっていくうちに「わたしがやりたいことは継続のほうがやりやすいよね」という気持ちにシフトしていきました。
コーチングやカウンセリングで「継続の意義」はいろんな形で語られると思いますが、わたしが継続セッションをはじめようと思った理由は、「またね」という約束がそもそも人生のお守りになるよねって感じたってことと、次があると60分間で話すテーマにゆとりが出るって思ったことが大きいです。
単発だと「またね」という約束はしづらい。それに「この1回だけ」という状況だとやっぱり重要な問題だけが表面に現れる。
もっともっと日常では細かくいろんなことに悩まされているのに。もっともっと他にも誰かに聞いてほしいけど、言葉にできずに消えていく何かがあるのに。
好き嫌いの範疇だと思うけれど、わたしはそういう言葉に耳を傾けていたいのだと思います。
なので、運営が2年目に入るタイミングで、セッションを単発か継続のどちらかを選べるかたちに変更しました。
継続セッションを受けようとなる前には、わたしとの対話の時間を持てたほうがいいかもなと感じ、体験セッションもつくり、入り口を整えました。
(そう、ここにくるまで体験セッションってなかったんだよ….!)
(余談)noteの発信とコミュニティ
灯火コミュニティはnoteメンバーシップで運営しているので、月4本程度、メンバーしか見られないnoteを書いて更新しています。
noteが更新される頻度はコミュニティを運営する前とあとで変わらないのに、メンバーしか読めない記事が増えたわけですね。
それで、これまでわたしのパーソナルな部分を発信してきたnoteのよさが半減(?)しているように感じました。
メンバー内で安心して発信ができることはとてもいいことだったのだけれど、中でやっていることが全然外に出ていかないし、わたしがいまどんなことを考えているのかも外に出る機会が減っていく。
ということで、SNSの発信内容を2年目で結構抜本的に変えるべく動き始めました。これは本当に大変….(いまも試行錯誤中)。
(余談)ブランドとして育てる決意
2年目に突入したあたりから、わたしがやっている灯火コミュニティや灯火トークセッションに対する理解者というのでしょうか、わたしだけではなくサービスを利用している人の中にも「灯火」というものが育っているという実感が出てきました。
そうやって自分の言葉で話してくれる人が圧倒的に増えた。
それで、2つのサービスを「ひとつのブランドとして大事に育てていこう」という気持ちが大きくなっていきました。かなり視点の広がりを感じた瞬間です。
その後、ちいさなブランドとしての「灯火-tomoshibi-」を運営するにあたって、全体の方向性を(個人的には結構大幅に)整えて、noteを出しました。
サービス運営3年目に向けて
2年目の最後に、3年目に向けてひとつ変えたことがあります。それは「灯火トークセッション」の「単発セッション」と「体験セッション」をラインナップから外すこと(2年目につくったやつを半年でなくすという結果….!)。
体験はしてもらえるといいなと思っているんですが、まだうまくかたちになっていないので、一旦閉じることにしました。また復活するかもしれませんが、いまのところは未定です。
1年目からずっと変わらずに、「灯火トークセッション」は、60分間わたしとzoomでお話しして、話した内容をオリジナルレターにまとめてお渡しするというもの。そこは本当に変化がありません。
でも、それをどう届けると、どういう人に届くのか、どういう話が持ち込まれるのか、ということをずっと考えている気がします。
そして、その結果として「灯火ってなんかいいな」と思ってくれている人って、本当にみんな「出会えてよかった」って思える人です。出会ってくれてありがとうございます。感謝しています。
どこかで「もっとみんなが求めているものを」とか「もっと売れるには」という方向性に大きく舵をきって、かたちを変えていたら、出会えなかったかもしれない大切な人。
ゆっくりペースでも確実に届いているという実感があるので、3年目も焦らずに、愚直に、この場所を守って、育てていきたいと考えています。
そしてその先で、また新しい人たちと出会えたら、こんなに嬉しいことはありません。
どこかのタイミングでお話しできることを楽しみにしています!
自分のペースで内省をするnoteメンバーシップ「灯火コミュニティ」と、マンツーマン対話「灯火トークセッション」を運営しています。よければお気軽にご利用くださいね。
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