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【まとめ】個人でサービスを立ち上げるまでにやったこと

もともと有料で公開していましたが、活動が2年経ったこのタイミングで無料公開することにしました。よければサービス立ち上げのリアルをのぞいてみてくださいね。

2024年7月更新

個人のサービスをはじめてから1年経ったので、サービスを立ち上げるまでにやったことをまとめておこうと思います。

大まかな流れはこんな感じです。

2022年12月:方向性決定
2022年1月〜4月:養成講座で勉強
2022年4月:モニター募集
2022年8月:サービス正式リリース

やったことをとにかく書き出してみますので、読みにくかったらすみません。


1.方向性の決定

まずはサービスを立ち上げる前に「なにがしたいのか」、方向性決めを行いました。

実はもとももと副業でライターができたらいいな、というところからオンラインスクールに入会をしていた経緯がありました。ただ、勉強を進めたり、コンペに参加したりする中で、「もしかしてこれではない?」と迷子に。

迷子脱却に向けて2022年12月をコーチング月間と名づけ、コーチングを受けまくりました。

グループコーチング、マンツーマンコーチング、ストレングスコーチング……などなど手当たり次第に受けつつ、並行してコーチングの手法をオンラインで学んでみたりもしました。

その中で、わたしはキャリア支援的な方面で活動していきたいのだなと思うに至り、そこから改めてサービスを立ち上げるにあたって足りないスキルを補うべく、講座を色々と検索しだします。

当時は双子がまだ2歳で頻繁に風邪をひいては熱を出していて、しまいには夫が単身赴任になりワンオペ生活が開始したので、土日は完全に子ども時間。

土日開講の講座も多く断念しかけましたが、いまはなきキャリアカウンセリング養成講座というものを運よく発見し、それを2023年1月から受講することにしました。

2.足りないスキルの勉強

キャリア支援の領域で活動していくと考えたときに、まず「国家資格キャリアコンサルタントの取得」or「コーチングスクール入会」のどちらかを検討していました。

ただ、時間的な制約もあったし、資格をとってもそれがダイレクトに仕事につながるわけでもないことがわかっていたので、仕事にするためにはなにが必要か?と考えて、理論は後づけでなんとかしていくとして、実践的に1時間のセッションを提供できるようになれそうな養成講座を選んで受講しました。

そして実際に養成講座でインプットしながら、仕事にするにはどうすればいいかを真剣に考えました。

3.自分の強みを知る

養成講座で学んでいく中で、1時間のセッションができるようになっただけでは集客の面で厳しいなという思いが生まれました。どこが自分の強み・特徴なのか、自分が提供できる価値ってなんなのか、を考えなくてはいけないと思ったんですね。

すごく考えたんですけれど、自分で自分のことを肯定的に捉えるのが本当に下手で全然思いつかず。結果的には「人に教えてもらう」ことで解決しました。

当時は「わたしと雑談してくれる人いませんか?」とX(Twitter)で声をかけて、はじめましての方と1時間お話をする会を15名程度の方とさせていただきました。

雑談しませんか?と声をかけたので、強みを見つけてもらいたいとお願いしたわけではありません。

ただ、話していく中で自然と「1時間の使い方」や「自分の話の展開のクセ」、「相手に与える自分の印象」などが徐々に掴めるようになりました。

それから、フィードバックや感想を伝えてもらう中で、わたしの強みやよさを教えてくれる人がいて、その中で自分自身について理解を深めることができました。

あと、お話ししたときの相手に印象や記憶に残った言葉、感じたことを自分の記録用にX(Twitter)で投稿していたのですが、それが思いがけずとても喜んでもらえたんですね。

話したことが言語化されることって嬉しいことなんだなという気づきがそこでありました。これは無理なくできることだなと感じたので、これもわたしのサービスの強み・特徴としていこうと決めました。

4.モニター募集を開始

4月に養成講座を卒業することが決まっていたので、その勢いで必ずモニター募集を開始すると決めていました。勢いが大事なときってあります。

モニターを募集する前には、リサーチも行っていました。

①コーチとして働いている人のリサーチ

どんな感じでSNSで集客しているのか確認しました。プロフィールの書き方とか、問い合わせフォームのつけ方とか、セッションの申し込み方法とか、まずは一旦いろいろとマネしてつくりました。

(結果としては、マネしても意味はなくて、自分自身でサービスの届け方を考える必要がありました!)

②コーチング、キャリアカウンセリングを受ける

コーチングは5人ぐらいの方のセッションを有償で受けました。コーチングは値段があってないようなものなので、このサービスがこの価格なんだなと、肌感覚で知りたいと感じたからです。

すでに長くコーチやキャリアカウンセラーとして活動している人と駆け出しのわたしでは、戦い方が異なると思ったので、最近コーチになった人をできるだけ選んで、セッションを受けていました。

X(Twitter)で探したり、コーチングを提要している会社のモニター受けてみたり、ネットで検索してセッション申し込んだりもしました。

③値段をつける

その後、大々的なモニター募集は2,000円(税込)で出したのですが、その前に友人に声をかけて5名ほどに無償でセッションを受けてもらっています。

無償で5名ほどやった後に、当初は500円/60分(税込)で有償モニターの募集を開始しようとしてましたが、500円だと「ちょっと気になる」という温度感でも申し込めちゃうかもしれないと感じたので2,000円(税込)で開始することにしました。

また、わたしは言語化が得意だと気がついたので、セッションの内容をテキストでまとめてお送りしようとこのときから考えていたんですね(いまもその形でやってます)。

セッションを実施したあとに、テキストまとめを送ろうとすると全体で1時間半ぐらいかかるので、モニターさんを複数対応することを考えたら500円では無理だなと思ったことも大きな要因です。今後も継続したいと考えていたので、その点も考慮してモニター価格を設定しました。

2,000円(税込)の有償モニターは、20名ぐらいの方にご応募いただいて、対応しました。noteで記事を書いて、X(Twitter)で拡散したのですが、こんなに連絡が来ると思っていなかったので、本当に驚きました。

ビギナーズラックはあるので、みなさん勇気をふりしぼってサービスを立ち上げてほしいなと個人的には思います。

モニターが集まった理由を考えてみましたが、X(Twitter)とnoteの更新をしていたこと、コミュニティに属していたことがよかった感じています。

④コミュニティに参加する

わたしは養成講座以外にもオンラインキャリアスクールに入っていて、そこで出会った人とX(Twitter)で繋がっていました。当時のフォロワーさんは300名前後だったと記憶しています。

300名のうちほとんどがキャリアスクールに通っている方、もしくはキャリア支援を仕事にしている方だったので、キャリア支援をしたいと思っているわたしと相性がそもそもよかったと感じました。

Xの人数は多ければ多いほどいいわけではなく、自分がやりたいことに興味関心がある人が多いことのほうが大事だと思いました。フォロワーさんは300名ほどでしたが、そのうち20名ほどがモニターに参加してくれたことは、大きな気づきになりました。

⑤SNSの更新

当時X(Twitter)は300名程度のフォロワーさんがいて、ほぼ毎日なにかを投稿していました。一方的になにかを発信するというよりは、X(Twitter)上でコミュニケーションを取れる人が複数名いたのがとてもよかったと思っています。

モニター募集してくれた人は、はじめましての人も多かったけれど、それは「募集します」というX(Twitter)の投稿をたくさんの友人が拡散してくれたおかげです。

それから、これは全く意図していなかったことでしたが、自分自身の記録のためにnoteを毎月10本ぐらい公開していて、それらのnoteを読んでわたしのことを知ってくれ人たちが「わたしと話してみたい」と思ってくれました。

確認してみたら、2022年1月は18本書いてました👇

書いてきたnoteが勝手に自己紹介になっていて、それでわたしを知ってくれた人がたくさんいたんですね。

なので、わたしは集客のために戦略的にSNSの更新を頑張っていたわけではないかったのですが、SNSの更新はやっていてよかったなと本当に思っています。とくにnoteは人柄を知ってもらうのに有効だなと感じました。

5.サービスの正式リリース

モニターを募集してから、正式リリースまでは4ヶ月ほどかかりました。

当時モニターは「オンラインキャリアカウンセリング」という名前でやっていましたが、やっていく中でわたしが提供しているものは「本当にオンラインキャリアカウンセリングなのか」という謎の疑問が出てきたことが、時間がかかった要因です。

では、「コーチングなのか」と問われても、あまりしっくりこなかったんですね。

わたしの感覚では「キャリアカウンセリング」と「コーチング」と「雑談」を足して割ったみたいなやつで(笑)。

「キャリアカウンセリング」と言っても、「コーチング」と言っても語弊がある気がするし、「雑談」では軽すぎる気もするし。

そんなこんなで色々考えましたが、自分だけでは全くいいアイデアが浮かばないので、信頼できる友人に頼ることにしました。

友人が提案してくれたのがいま提供している「灯火トークセッション」というサービス名です。

トークセッションというのが気に入っています。

コーチングやカウンセリングって、会話量がクライアント(セッションの受け手)の方が多くなるように、会話量は多くても「3:7」がよいと言われるんですが、わたしのセッションは場合によっては結構わたしもしゃべることがあるんです。

「わたしにはこう見えているよ」「わたしはこう思うけどあなたはどう?」と伝えることもあるし、質問されたらできるだけ回答したり、わたし自身のことも伝えたいと思っています。

なので、「灯火トークセッション」というのがとてもしっくりと気に入ってます。相互に対話をしようという意味が込められている気がしています。

と、正式リリース時には名称変更をしてスタートしています。

***

正式リリース時には、改めてnoteを書いて、X(Twitter)で拡散。これまでモニターを受けてくれた方のお声をまとめたnoteも新しく作って掲載しました。

リリース文は、これまでに修正を何度も繰り返しているため、もはや原型はとどめていません。やっていく中で、この表現だと違うな、ここ長すぎるなと感じたり、「わたしがやりたいことってこういうことだ!」とより明確になったことで、修正したり加筆したり削除したり….をその都度行なっています。

一度はじめたら終わりではなく、ずっと育てていくものなのだろうなというのがいまの考えです。

6.今後の活動について

このサービスで最短で稼ぐ!とは思っていなくて、自分が楽しいと思えて、相手にも受けてよかったと思ってもらえる方法で、バランスを取りながら大事に守っていきたいと考えています。

あまりガツガツ集客!とするのは苦手意識があるので、本当に必要なときに、必要なタイミングでサービスを使えるように、継続だけはしたいという感じです。

いつかこれが本業になったら、それはそれでもいいのかもしれないですけどね。

最後まで読んでくださりありがとうございました!少しでも「わたしならどうする?」を考えるきっかけになったらとても嬉しいです。


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