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恋し、TOKYO

友人の一人が富山県に移住予定だという。いいよね、富山県。13年連続で移住者増加だという。
友人たちがどんどん東京を卒業していく。
若い頃は、一緒にめいっぱいおしゃれして表参道闊歩するなどしたのに。
館山、安曇野、小淵沢、長浜、福岡。
なかでも長野方面は人気で何人もの友人が移り住んでいる。
そして彼女らは、農業の傍ら山奥のリトリート施設で働いたりなどしている。
アクティブで山や海、自然が好き。
健康や環境に対する関心も高い。
地方に引っ込んで隠居生活、世捨て人をやっているのかと思いきや、Wi-Fiが飛んでるのか怪しいほどの遠い土地から、SNSで、やんわりと、でもしっかりと、社会に対する提言だとかを述べるなど、意外にも意識高い系だったりする。
70年代のヒッピーみたいな感じなのかな。
時代の先取り。
新しい価値観。
東京オワコンなのか。
やや影響され気味の私。
テレワークメインの会社に転職して地方に移り住むなんてのもいいのかも。
でもふとひとり東京が恋しくなってしまう気がする。
テーマパークみたいに夢いっぱいの大型デパートや予約の取りづらい美味しいレストラン、すてきな大人たちが集うバーや、絶対変な事にならない腕のいい美容院やネイルサロン。モデルみたいな先生が教えてくれるマシンピラティス。
それだけでない。
ぎゅうぎゅう詰めの朝の通勤ラッシュや行くあてのない花粉や黄砂、汚染物質で淀んだ空気。塩素が強く肌が荒れてしまう水道水までも。

文→べみん
編集→アカヨシロウ

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