勉強したい2024夏

駆け出しのライターとして出会ったメンバーたちが、毎回特定のテーマに沿って好きなように書いていく「日刊かきあつめ」です。

今回のテーマは「#2024 夏」です。

3年ぶりのリベンジで宅建士（宅地建物取引士）の試験に申し込んだのは7月末の締切日ぎりぎり。
申し込んでみたもののなんらかの不手際でもしかしたら受理されていないかも？なんて期待したものの無事申し込みがなされ試験料8千円ほどがクレジットカードからしっかり引き落とされていた。
試験は10月。もう後戻りできない。受かれば会社から資格手当が支給される。なぜ嫌々宅建の資格を取りたいかって月1万の資格手当が欲しいからだ。
そう思ったら勉強するかと思った、のに。
待てど暮らせどやる気スイッチを押す気のない私。そう、きっと家ではだらけてしまうのだ。
よし、カフェでコーヒーでも飲みながら勉強しよう。
近所のコーヒーチェーンに足を運んだ。苦味より酸味が強いここのコーヒーが昔から好きだった。
ところがコロナ禍を経て、少し神経質になってしまった私は、この手の手軽なカフェが少し苦手になってしまっていることに気づいた。
ソファが破れていたりテーブルが傷ついていたりなど年季が入っているのが見えると、なんとなくウィルスや雑菌がたくさんいるんじゃないか、て不安な気持ちになる様になってしまったのだ。それはずっと前からそれなりにいるし自分の表面に当たり前にくっついたりしてたんだろうにね。
手元のコーヒーでは拭えないくらいのそのお店の持つ独特な匂いも気になるようになった。
やや大きめなBGMもぼんやり佇むだけなら心地いいが勉強となると少しうるさい。
そりゃそうですとも、カフェは勉強するところじゃなくてあくまでお茶飲むところですものね。
でもまあせっかく来たことだし涼しいししばし居座るとするか。
で気がつくと参考書そっちのけでスマホで株価のチャートを追っている。月足、週足、日足…
超円安からの突然の円高。株も世界情勢も読めないな。純金積立しておくか。ここ数年金の価格がぐんぐん上がっている。それがなぜなのか私にはよくわからない。ただだいぶ前から「純金積立こつこつ♪」としつこいほどCMでやっていたのにそれを無視していた当時の自分が悔やまれる。でも、すでにキャッシュレスな世の中だし仮想通貨とかもっと出てきたらこれから金の価値、てどうなるのかな。ダイヤの様に限りなくそれらしきものを作れる様になったら。なんてことをぐるぐる考えている。
どうしても宅建の勉強したくないみたい、私。投資頑張る方が資格手当もらうより儲かるかも。

文：べみん
編集：真央

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