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日本ファンタジーの「和装」表現

和装とは
1.日本風の服装をすること。和服を着ること。
2.日本風の装丁。和とじ。

「和」とか「和風」って「日本風」を意味する言葉なのに関わらず、「日本」と言う概念の無い世界で「和風」って言葉が出てくると、妙な違和感を感じる。つい最近の話。

「言葉」と言うものに向き合うようになった宿命なのか…と少し呆れてはみるものの、これを見事にクリアしているファンタジーもこの世に存在している。例えば「ONE PIECE」の「ワノ国」とか。如何にも日本風のデザインでありつつ、「和風」=「ワノ国風」を定着させているのだ。


「和風」って我ら日本人には切っても切れないものでありながら、「日本」と言う概念を持たない世界における表現にあまりに乏しいな、とつくづく実感した。尾田先生くらい根回ししまくった結果の「和風」なら話が通用するのに、日本語で書かれたRPGの中に突然「和風」と言う言葉が出てくると世界線を問うべきか、見て見ぬふりするべきかに悩む。見て見ぬふりするのが正解なのかもしれないけど、気になってしまったらもう抜け出せないのも事実だ。


和装、和風。世界から見ても秀逸なデザインだとは思う。アジアの衣装ってどこも似たような雰囲気を持っているけど、帯の華やかさは日本が群を抜いているんじゃないかなぁ。…勝手な想像だけど。

「和風」って言葉を使わずに、「和風」って言う事実をどう表現したら良いんだろう。今のところ私には答えが無い。どうしても題材にしたいなら、和装を主とする種族を登場させるしかないんだろうな、尾田先生みたいに。


…あの人めっちゃ頭良いんだな。

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