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端から見れば、あなたは「喋らない人」

SNS時代のこのご時世、Twitterやってない人の方が珍しいくらい。でもそこで「発信」しているか否かで言うと、案外「発信」しない人の方が多かったりする。

タイムラインでいつも目に留まるのは200人のうちの十数名。残りの180人くらいどこ行ったんだ?と思うくらい、彼らは発信頻度が少ないのか、それとも十数名の発信頻度が高いのか。しかし大概タイムラインで目に留まるアカウントはいわゆる企業アカウントが大半であり、所詮は広告宣伝の為のツイートばかりを普段から目にしていることになる。

お陰様でタイムラインがそこまで静かだった試しがない。実際私は1日平均20ツイート程度ではあるが、多い時は50以上行くし、少ないと1回も呟かなかったりする。2,3年くらい前よりそこまでどっぷり浸からなくなった感じはあるかもしれない。でもまぁ、ヘビーユーザー側にいるのは事実だろう。

とは言え、フォロー数が少なければ私程度のツイート数でも十分「めちゃめちゃ喋る人」だし、フォロー数が多くて私の言葉が一瞬で流れていくようであれば私は「全然呟かない人」になる。普段から取り入れようとしている情報量(フォロー数)がどれだけ多いかによって、個々の情報発信量の比率が大きく変わってくるのは言うまでもない。

正直、フォロー数が少ない人にフォローされるのは気が引けるものがある。私の言葉など大した意味を持たないものが多いので、ハッキリ言ってタイムラインを埋め尽くすと大変鬱陶しい事この上ないのだ。しかし気が引けたとして別に発信量が変わる訳でもないので、割と直ぐフォローを外される事が多い。逆にフォロー数が多い人にフォローされた所で、「どうせ私の発言は見てないでしょう」と思ってしまう。単なるフォロワー数稼ぎは誰がどんな発言していようと気に留めもしないんじゃないだろうか。

そしてそう言う人達で構成された私のタイムラインはいつも誰かしらいるし、誰かと空中リプライで会話していたりするし、企業公式アカウント同士が仲良くやってるし、という感じで毎日変わらない人がそこに居るのである。

私ひとりが3日・1週間呟かなかった所で誰も心配しないし、生きていようが死んでいようが気付いては貰えない。さすがに1ヶ月くらい姿が消えれば誰かしらが「あれ、そう言えば…」と思うのかもしれないが、1ヶ月後じゃ後の祭りも大概になっている事が大半である。って言うか他人が1ヶ月もツイートしてないことなんていちいち気にしないし。フォロー数が多ければ、尚の事「1ヶ月喋ってない」という事実すら見落とされるのである。

気付いてほしければ発信し続けろ、ということなのかもしれないが、限度がある。他の事に気をまわしていればSNSを開いている時間なんて自ずと無くなっていくのだ。Twitterは、その気になれば、1日開かずに終わる。うん。

なので「私めっちゃツイート数多いなー」と思ったとしても、自分自身が多くの人から注目されている人なのか否か、そして自分をフォローしてくれてる人達が他にどれだけフォローしているのかで、貴方の発言は「毎日目に飛び込んでくる重要な情報」なのか「大運河に流される小枝の様に在って無いもの」のどちらかになる。注目されなければツイート数が多かろうが大した意味は持たない、という訳だ。

だからかな、今の人ってバズりたがるよね。悪いことしてでも。

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